2024年 都市対抗野球 東海地区2次予選 展望
5月23日(木)から始まる社会人野球最大の大会である都市対抗野球の東海地区2次予選についての展望をお送りします。
今年はトヨタ自動車が昨年度都市対抗野球を優勝したので、今予選は不参加。東海地区の6代表の座を企業チーム10(東海理化、JR東海、東邦ガス、三菱自動車岡崎、日本製鉄東海REX、西濃運輸、王子、ヤマハ、ホンダ鈴鹿)とクラブチーム4(矢場とんブースターズ、日本プロスポーツ専門学校、静岡硬式野球倶楽部、山岸ロジスターズ)で争います。
※組み合わせ画像はJABA日本野球連盟のHPより引用しております。
まずは第1代表のベスト4を占います。
春季大会優勝の東海理化がシードされ、東邦ガスと矢場とんブースターズが入るブロック。
今年は東海理化の状態がいい。昨年、12年ぶりに代表を取りましたが、そこから本戦でベスト8に進んだことでチーム自体がかなり自信をつけた印象。
昨年と大きく違うのは打線が強くなったこと。元々投手陣の安定感はあったところに打線が強化されたことでチーム力が大きくUPしました。
4番は昨年若獅子賞を取った門叶直己選手(瀬戸内-上武大 2年目)が座り、チーム内の競争も激化。更に今年は川上承太郎選手(名市工 7年目)が覚醒気配。打線の厚みをさらに増す材料となっています。
投手陣は池田大将投手(柏日体-拓殖大 7年目)がエース。金田悠太朗投手(厚木北-帝京大 4年目)、河野太一朗投手(法政二-法政大 6年目)が先発で茶谷琉斗投手(愛産大工-中部大 2年目)がリリーフで待機と駒も揃っていて、投手で悩むことは無さそう。
いい状態で迎えればこのブロックでは本命に。

門叶直己選手(瀬戸内-上武大 2年目)
東邦ガスは今年から宇津野純一監督が就任。ベーブルース杯では3番ショートに宮下隼輔選手(大阪桐蔭 3年目)、4番セカンドに西脇大晴選手(愛工大名電-亜細亜大 2年目)と若い選手を据えて世代交代を図っている感じだったがあまり機能していなかった。
一方ここ2年不振だった若林俊充選手(日体荏原-日本体育大 9年目)が状態を戻している印象で、この辺り、2次予選でどういう打線にしてくるか注目。
投手陣は高橋佑輔投手(豊田西-同志社大 2年目)がエース格ですが、リリーフで待機して、先発を辻本宙夢投手(静岡-駒沢大6年目)、大石晨慈投手(近大附-近畿大 2年目)で回してきそう。高橋投手はどちらでもやれる投手なので、先発起用も十分ありそうですが。

高橋佑輔投手(豊田西-同志社大 2年目)
矢場とんブースターズも昨年クラブ選手権で準優勝するなど、出場しているクラブの4チームの中では一番力はあると思います。九谷瑠投手(堅田-大阪大谷大 3年目)のスピードは昨年一部のプロのスカウトも気にしていましたし。どこまで企業チームを苦しめるかは注目です。

九谷瑠投手(堅田-大阪大谷大 3年目)
このブロックについては東海理化を本命にします。
その隣は三菱自動車岡崎、ジェイプロジェクト、日本製鉄東海REX、日本プロスポーツ専門学校の4つが入るブロック。
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