GTRニッセイー菊水化学工業 観戦記(2024年知事旗争奪愛知県軟式野球大会)
9月3日に熱田愛知時計120スタジアムで行われたGTRニッセイー菊水化学工業の観戦記です。
国体代表(GTRニッセイ)VS天皇賜杯代表(菊水化学工業)の好カードは序盤で勝負がついてしまいました。
GTRニッセイ
051000020|8 H11 E1
100000010|2 H4 E2
菊水化学工業
GTRニッセイ
中島(15)、板倉(25)、三浦(14)、縄田(18)-大野
菊水化学工業
澤田(18)、内野(17)-小塚
投手成績
GTRニッセイ
中島蒼馬 5回 67球 被安打2 四球0 三振0 失点1
板倉駆(中京大中京-日本大 1年目) 2回 21球 被安打0 四球0 三振0 失点0
三浦勝志(豊田大谷-国際武道大 12年目) 1回 14球 被安打1 四球0 三振0 失点1(自責点0)
縄田渉(大阪桐蔭-中部学院大 1年目) 1回 21球 被安打1 四球1 三振1 失点0
菊水化学工業
澤田翔(津商-星城 3年目) 4回0/3 70球 被安打7 四球0 三振1 失点6(自責点2)
内野慎太郎 5回 74球 被安打4 四死球6 三振0 失点2
(出場選手)
GTRニッセイ
6荒木(1) 8原田(10) D高木(13)→R広瀬(8)→D 3濱元(3)→5森(27) 5大平(4)→3 9黒野(9) 7田中(12) 4鈴木(6) 2大野(22)
菊水化学工業
6江川(6) 4速水(0) 8田中(9) 2小塚(10) 7冨依(1) D渡邊(7)→H濱田(5) 3中村(32)→H高木(3)→3 9栁沼(4) 5菱田(26)
(試合経過)
1回裏、1死から2番速水がソロホームラン。菊水化学工業が先制。
2回表、1死2塁から6番黒野のレフトへのヒットをレフトがファンブルする間に2塁ランナーが生還。1死1,2塁から8番鈴木がタイムリー2ベース。1死2,3塁から9番大野が叩きを決めて1点。2死3塁から1番荒木が2ランホームラン。この回5点取って逆転。5-1
3回表、1死から4番濱元がソロホームラン。6-1
5回表、先頭の荒木のピッチャー強襲の当たりがダイレクトで澤田に直撃。大事を取って澤田は降板して内野がマウンドへ。2死満塁まで行くも何とか抑える。
6回裏、ピッチャー交代、板倉。
8回表、先頭の黒野がソロホームラン。1死3塁から9番大野がエンドランで1塁ゴロを放ち1点。8-1とコールド圏内に。
8回裏、ピッチャー交代、三浦。2死2塁から8番柳沼がタイムリー。コールドを回避し8-2
9回裏、ピッチャー交代、縄田。
GTRニッセイが快勝。
総評
GTRニッセイに3本のホームランが飛び出し快勝。
8月にGTRニッセイに加わった黒野選手が実力を発揮し2安打でホームランも1本。彼が入ることで打線の厚みがかなり増します。
やはり長打力が魅力のチームですけど、大野選手が2点を転がしてあげたのも地味に大きかった。
投手陣も中島投手が頼りという部分はありますが、板倉投手、縄田投手が0点で抑えたことを自信に、投手陣の戦力になってきてほしいところです。
菊水化学工業は澤田投手が捕まって6失点。天皇賜杯を控え、難しいタイミングでの登板。失点した後に立ち直りの気配は見せていたので、そこをプラスにしたい。リリーフで内野投手があがりましたが、粘って5回を2失点に抑えたのは収穫といっていいと思います。天皇賜杯でも活躍してほしいですね。
ロッテ育成から今年はいった速水選手が2安打でホームランも放つ活躍。痛い落球からの失点もありましたが、軟式特有の回転のかかった球を取るという部分で、今後に気を付けるきっかけにしてほしいところ。コールドを回避する粘りもみせましたし、収穫もあったので、菊水化学工業としては本番までのいい糧にしてほしいですね。
ピックアップ選手
GTRニッセイ 鈴木 健太 内野手(東邦-愛知学院大 2年目)
8番セカンドで出場し、3安打の猛打賞。盗塁や守備でも好プレーが目立ちました。
GTRニッセイ 荒木 勇作 内野手(石見智翠館-日本大 5年目)
1番ショートで出場。2回に2ランホームランを放ち、一気に突き放す一打を放つと、5回にはピッチャー強襲のライナーで相手投手の足に当たり、文字通り相手の投手をKOに追い込みました。
GTRニッセイ 黒野 諒太郎 外野手(吉良-愛産大-JR西日本 6年目)
6番ライトで出場。先制点につながるヒットを第1打席で放つと、8回には2試合連続のホームランを放つ。特大のセンターフライなど当たれば飛ばす本領を発揮。軟式にいきなり対応しているところがすごいですね。
GTRニッセイ 中島 蒼馬 投手(県岐阜商-東北福祉大 3年目)
先発して5回を2安打1失点。先制ホームランは浴びたものの、それ以降はしっかりと試合を作りました。安定感が売りの投手ですね。
菊水化学工業 速水 将大 内野手(日本ウェルネス筑北-至学館大短期大学部-富山TB-千葉ロッテマリーンズ育成 24歳)
初回にいきなり先制ホームランを放つ。9回にもヒットを放ちマルチ。菊水化学工業としては貴重な得点源となる活躍を見せています。エラーはもったいなかった。
菊水化学工業 内野 慎太郎 投手(中京 3年目)
5回表、無死1塁で緊急登板ぽい形でマウンドへ上がりましたが、そこから5イニングを2失点。ピンチでも粘って失点を防ぎ、菊水化学工業としては収穫となる投球を見せました。
菊水化学工業 栁沼 良丞 外野手(誠信 5年目)
8番ライトで出場。8回裏にコールドを免れる貴重なタイムリーを放つ。
GTRニッセイ 黒野諒太郎 外野手談話
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