愛知野球通信+

知多翔洋-菊華 観戦記(2024年秋季愛知県大会)

9月8日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた2回戦の第1試合、知多翔洋-菊華の観戦記です。
知多翔洋は知多地区1位で出場。どんなチームになっているか注目して観戦しました。

知多翔洋
013200000|6 H6 E4
00220030X|7 H8 E1
菊華

知多翔洋
渡邊(1)、山田実(10)-百合草

菊華
大久保(20)、谷内田(11)-田中

投手成績

知多翔洋
渡邊煌大 6回2/3 99球 被安打7 四球2 三振4 失点7(自責点6)

山田実輝(2年) 1回1/3 18球 被安打1 四球0 三振1 失点0

菊華
大久保凰惺(1年) 3回0/3 71球 被安打4 四死球4 三振3 失点6(自責点3)

谷内田零 6回 62球 被安打2 死球1 三振3 失点0

(出場選手)

知多翔洋
9相川(8) 6仮屋 8小寺(9) 3永田 5遠渡 1渡邊→7 2百合草 7石川→1山田実(10) 4水野

菊華
6米澤 4竹田 3大村 8深野 7大角 2田中 9野田(17) 1大久保(20)→1谷内田(11) 5越仮(16)

(試合経過)

2回表、1死1,3塁から7番百合草がタイムリー。知多翔洋が先制。1-0
3回表、無死1,2塁から4番永田の犠打を送球エラーする間に2者が生還。2死3塁から7番百合草がタイムリー。4-0
3回裏、2死2,3塁から2番竹田が2点タイムリー。4-2
4回表、無死1,2塁でピッチャー交代、谷内田。1死2,3塁から3番小寺が2点タイムリー。6-2
4回裏、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。1死3塁からスクイズ成功。6-4
7回裏、2死2,3塁から3番大村が2点タイムリー。2死2塁から4番深野の内野安打にエラーが重なり2塁ランナーが生還。菊華が逆転。ここでピッチャー交代、山田実。7-6
菊華が競り勝ちました。

総評

序盤は知多翔洋ペース。2回表に7番百合草選手のタイムリーで先制すると、3回表は相手のエラーで2点入り、さらに2打席連続となる百合草選手のタイムリーで4-0。2点取られた直後の4回表にも3番小寺選手の2点タイムリーで突き放したので、そのまま知多翔洋が勝つかなと思ったのですが・・・。

菊華は4回の無死1,2塁からリリーフした谷内田投手が流れを変えました。リリーフ直後に2点を取られたものの、2点差に迫った5回以降はヒット1本に抑える好投。コントロールの良さと緩急をうまく使う投球で知多翔洋打線を手玉に取っていきます。

すると7回裏にチャンスを作り、1死1,2塁から2死にしてでも2番の竹田選手で送って2,3塁として、3番大村選手の2点タイムリー。4番深野選手の内野安打と相手のエラーで勝ち越し。渋谷監督が信頼する中軸で逆転に成功。菊華がそのまま勝利を収めました。

監督は力はないチーム。なんとか経験を積みながら夏に向けて成長させたいという中で挑んだ秋で堂々の2勝。こういう接戦がチームを強くするのはあると思うので、次も粘り強く戦いたいところ。

知多翔洋は渡邊投手が好投していただけに、替え時は難しかったか。序盤活発だった打線が谷内田投手にほぼ完璧に抑えられたことが厳しかった。

ピックアップ選手

知多翔洋 渡邊 煌大 投手(2年)

MAX134km/hのまっすぐを軸にスライダー、カーブで菊華打線を翻弄。好投を見せます。ランナーを出したイニングで粘れない部分があったので、2死からのあと1つのアウトをどう取るか。最小で防げるようにしていきたい。

知多翔洋 百合草 昇 捕手(2年)

7番捕手で出場。2回、3回と2打席連続タイムリーを放つ。肩もまずまず強く能力の高さが光る選手。キャプテン。

知多翔洋 小寺 洵輝 外野手(2年)

3番センターで出場。4回にタイムリーを放ち、1安打1四球と活躍。

菊華 谷内田 零 投手(1年)

4回途中からマウンドへあがり、6回を2安打に抑え追加点を許さず。チームの逆転の流れを作りました。120km/h台のまっすぐと変化球ながら、コントロールの良さで試合を作れる投手。

菊華 大村 竜心 内野手(2年)

3番1塁で出場。7回裏に貴重な同点の2点タイムリーを放つ。監督も信頼を置く中心打者としてチームを引っ張る。

菊華 竹田 新 内野手(1年)

2番セカンドで出場。3回に2点タイムリーを放ち、反撃ののろしをあげる。

菊華 澁谷渉 監督談話

(残り 710文字/全文: 2413文字)

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