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中部大第一-名経大市邨 観戦記(2025年春季名古屋地区2次トーナメント)

3月29日に春日井球場で行われた第1試合、中部大第一-名経大市邨の観戦記です。
勝った方が県大会。お互いのチームにとっては大一番。重い試合になりました。

中部大第一
000000000│0 H9 E2
00001100×│2 H1 E1
名経大市邨

中部大第一
江口(10)、治京(1)-今井

名経大市邨
浅井(1)、野田(14)-佐久間

投手成績

中部大第一
江口浬斗 7回 120球 被安打7 四死球3 三振3 失点2(自責点1)

治京蒼空(3年) 1回 15球 被安打2 四球0 三振1 失点0

名経大市邨
浅井是悌 7回 65球 被安打1 四球1 三振0 失点0

野田尚希 2回 37球 被安打0 四球2 三振1 失点0

(出場選手)

中部大第一
4元野 9田口 8鈴木 3木下 6服部 7瀬沼(13) 2今井 1江口(10)→H北川(17)→1治京 5渡邊

名経大市邨
5久野 6大坪 2佐久間 3西脇 7丹羽 8西原 4内田 9二村 1浅井→R西(19)→1野田(14)

(試合経過)

5回裏、1死1,3塁から9番浅井のセーフティスクイズが成功。名経大市邨が先制。1-0
6回裏、1死2塁から4番西脇のライト前ヒット。返球をキャッチャー取れずその間に1点。2-0
8回表、ピッチャー交代、野田。2死2,3塁から2番田口のレフト線のフライをレフトが好捕。ファインプレーで失点を防ぎます。
8回裏、ピッチャー交代、治京。
名経大市邨が逃げ切って県大会進出を決めました。

総評

名経大市邨は先発の浅井投手が好投。スピードはそんなにないのですが、ストライク先行でまっすぐと変化球をどんどん投げて打たせて取っていきました。中部大第一がなかなか強い打球が打てない。

打つ方もなかなか1点が重い状況でしたが、5回裏に1死1,3塁のチャンスでピッチャーの浅井選手がきれいにセーフティスクイズを決めて先制。6回裏には相手のミスもあって1点を追加。その後のチャンスは生かせなかったものの、8回からマウンドへ上がった野田投手が130km/h台のまっすぐで押してリードを守り切って勝利。要所でバックの好プレーもありました。

中部大第一は打線が振るわず。もらったチャンスを生かせなかったのもありましたが、なんにしてもヒット1本では・・・。

6回表に、四球、2つのゲッツーになりそうな打球をエラーして満塁になったところで、ゲッツーで終わったのは象徴的でしたが、とにかくかみ合わない試合でした。

色々な事情で固くなっていたのもあったのかな、となりますが、逆に時間が出来たと思って夏までに大胆なチーム作りを期待したいですね。

名経大市邨は菊華、中部大第一に二次で勝ったのはお見事。この経験を県大会で生かしてほしいところです。

ピックアップ選手

中部大第一 江口 浬斗 投手(3年)

先発して7回を2失点。ランナーを出しながらも最少失点でしのいでいました。球数が多かったのは追い込んでから苦労することが多かったから。もうちょっと簡単に打たせられるようになるといいのですが。

中部大第一 元野 一輝 内野手(3年)

1番セカンドで出場。チーム唯一のヒットを放つ。エラーでの出塁も含めてチャンスメイク。

中部大第一 田口 智也 外野手(3年)

2番ライトで出場。ヒットはなかったものの足が速く、8回にはいい当たりを放ってました。

名経大市邨 浅井 是悌 投手(3年)

先発して7回まで投げて1安打無失点。スピードはそんなにないもののストライク先行でタイミングをずらしているのかフライアウトが多かった。

名経大市邨 大坪 千紘 内野手(3年)

2番ショートで出場。2安打のマルチでチャンスを作る。守備でも安定感をみせました。チームのキャプテン。

名経大市邨 野田 尚希 投手(3年)

8回からマウンドへ上がり、2四球でピンチを作ったものの味方の攻守もあり0点。9回は三者凡退で斬っていました。134km/hをマークし、球威のあるところを見せました。

名経大市邨 西原 悠真 外野手(3年)

6番センターで出場。2安打、2四球と全打席で出塁。この試合のラッキーボーイでした。

名経大市邨 後藤祐貴 監督談話

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