東海学院大-岐阜協立大 1回戦 観戦記(2025年春季岐阜大学リーグ)
3月30日に長良川球場で行われた第3試合、東海学院大-岐阜協立大の観戦記です
岐阜協立大はプロ注目の相良投手が先発。その投球を多くのスカウトが見守りました。
東海学院大
00010000120│4 H9 E2
10000100021│5 H6 E0
岐阜協立大
(延長11回タイブレーク)
東海学院大
本間(19)、城倉(17)、北嶋(16)-松並、木津
岐阜協立大
相良(18)-堀山
投手成績
東海学院大
本間虎太朗(愛知啓成4年) 5回 98球 被安打4 四死球3 三振6 失点1(自責点0)
城倉琢馬(高遠3年) 3回 53球 被安打1 四球2 三振4 失点1(自責点0)
北嶋竜成 2回1/3 34球 被安打2 死球1 三振2 失点3(自責点0)
岐阜協立大
相良雅斗 11回 169球 被安打8 四球5 三振7 失点4(自責点1)
(出場選手)
東海学院大
8向井(7) 5鈴木(4) 6水口(2) D来田(10)→H島田(26) 3田頭(25) 9野口(1) 2松並(27)→H木津(39)→2 4三井(5) 7藤田(8)→7横山(51)
岐阜協立大
7尾里(24) 4池口(10) 2堀山(2) 9家田(1) 5伊藤(44)→H中西(13)→5 D菅沼(8)→H堀之上(33)→R藤原(23)→D 3北村(5)→3岩垣(20) 6西田(26) 8水野(4)
(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番堀山が犠牲フライ。岐阜協立大が先制。1-0
4回表、1死1,3塁からパスボールで1点。1-1
6回裏、ピッチャー交代、城倉。2死1,2塁から9番水野のショートへの難しいバウンドの打球を取れずに記録タイムリーエラーに。岐阜協立大が勝ち越し。2-1
9回表、2死2塁から1番向井がタイムリー。東海学院大が土壇場で同点に追いつく。2-2
9回裏、ピッチャー交代、北嶋。
10回からタイブレークに突入。
10回表、1死満塁から代打島田が2点タイムリー。東海学院大が2点勝ち越し。4-2
10回裏、2死2,3塁から代打中西が2点タイムリー内野安打。岐阜協立大が追いつきます。4-4
11回表、無死1,2塁からバント失敗もあり、得点ならず。
11回裏、1死2,3塁から8番西田のスクイズが決まり岐阜協立大がサヨナラ勝ち。相良は169球で完投しました。
総評
注目の相良投手ですが、初回にMAX147km/h。大体140前半から中盤の球威でまずまずという感じでした。3回が良かったので、そこから良くなるかと思いましたが、4回くらいから急にバランスが悪くなり、下半身が使えなくなっていく。あとから聞くと、2回から足に痙攣が発生したようで・・・。途中でお尻の方も痙攣があって、トラブルを抱えながらの投球だったようです。
それで最後まで投げたのはすごいですけど・・・。将来のある投手ですし、ちょっと気の毒かなと思いながら見ていました。
中盤から終盤にかけてはコントロール重視で打たせて取る投球。何とか試合を作ったところはさすが。タイブレークの11回に140km/hを出していて、それもすごいことですが・・・。チーム事情もありますが、上手に乗り越えてほしいですね。
岐阜協立大は相良投手が投げるところではまず落とせないというところ。10回裏でまずよく追いつきました。スクイズを決めたのも執念が乗り移った形。これをきっかけにしたいですね。
東海学院大は序盤からチャンスは多く、塁をにぎわせるもなかなか得点が奪えない苦しい展開。それでも投手陣が2点で踏ん張って、9回表に追いつきタイブレークに持ち込みました。
10回表に2点勝ち越したところで勝ったかなと思いましたが・・・。
攻撃ではバントが多かったですが、たまにバントでいい場面で打って失敗というところもありました。
徹底するなら徹底が大事なんだなと改めて感じる試合内容に。
チームの状態は悪くなさそうなので、切り替えてこのあとを戦っていってほしいですね。
ピックアップ選手
東海学院大 北嶋 竜成 投手(金津 3年)
9回からマウンドへ上がり勢いのある球で9回は抑える。タイブレークもあとアウト1つまで行きましたが・・・。信頼度は一番高そうです。
東海学院大 向井 大翼 外野手(東大阪大柏原 3年)
1番センターで出場。9回に貴重な同点タイムリーを放つ。勝負強さを見せた。
東海学院大 島田 智耶 外野手(高山西 2年)
延長10回に代打で起用されて2点タイムリー。一旦は勝負あったかと思わせる貴重な一打でした。
岐阜協立大 相良 雅斗 投手(豊田大谷 4年)
プロ注目右腕ですが、特に4回から状態が悪くなっていきました。足が攣っていたそうで、それが投球にも影響している感じ。ただ、そこからもなんとか粘ったあたりの技術はさすが。ただ、延長11回まで投げて169球というのは心配ですが・・・。今後に影響でないといいですね。
岐阜協立大 堀山 和真 捕手(高山西 2年)
3番キャッチャーで出場。2安打のマルチで初回には先制タイムリーを放ちました。相良投手をリードして最後まで持たせたのは堀山選手のリードのおかげもありそうです。
岐阜協立大 中西 虹太 内野手(中部大春日丘 2年)
10回に代打で出てしぶとくタイムリー内野安打を放つ。同点となってチームを救いました。
岐阜協立大岸江監督、相良投手談話
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