「僕には負けられない理由があります」(東山・大澤コーチ)いまさらながら福岡インターハイ総括(後編)
「これが福岡県のバスケット熱だ」いまさらながら福岡インターハイ総括(前編)より続き
前日の準々決勝で、藤枝明誠とオーバータイムの死闘を展開した福岡第一も、 バッティングで試合後病院に向かった33宮本聡、35宮本耀の宮本兄弟、 4番ポジションとして起用されていたザイオンらは頭に包帯を巻いての出場。 圧の強いフルコートのディフェンスに、前日同様大声援が送られた。 しかし、東山は、ビハインドから、23点を挙げた11佐藤凪をはじめ7南川、 8小野寺らも援護射撃で流れを変え3Qで逆転、福岡第一を68-52と引き離し、 2年連続の決勝へと駒を進めた。 東山7南川は言う。 「前半重たい中で『うちのハンドラーたちはこんなもんじゃないぞ』と思っていたので、 つなぐような時間が長かったのでやっとかと。これが本来の姿だと安心しました。 今年は去年とは違う動きでチームを支えるようにやっています。 そういう3年が出てくるかこないかでチームの真価が問われると思います」 このコメントはリュックをしょっての帰り際を呼び止めて聞いたもの。 突然呼び止めて、この言葉が出てくるあたり、今年の東山の違いを確信した。

東山ベンチ前で、14中村のスリー。PHOTO BUBU
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