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「先輩たちの悔しさも背負いつつ、県ベスト8から東北大会優勝へ」越田伊吹(八戸学院光星3年)チーム訪問②エースに聞く

チーム訪問②エースに聞く

「先輩たちの悔しさも背負いつつ、県ベスト8から東北大会優勝へ」越田 伊吹 (八戸学院光星3年)

 

BB 東北大会初優勝について

ーーーー 東北大会優勝をずっと掲げてきていました。国体予選ではあったんですが、光星単独ではまだ届いてませんでした。去年の先輩たちが築き上げてきたものと、去年は初めて俊決勝まで帝京安積に負けて3位。去年の悔しい思いも背負いつつ、今年は留学生も来て絶対優勝するぞと挑んだ大会で初優勝できてよかったです。

BB 八学光星のバスケットボールとは?

ーーーー 一番はハードなディフェンスからブレイク。今は高さがあるので、高さを基点にしつつガード陣がドライブしたり、外からスリーと中外中外でディフェンスを振り回すスタイルです。

BB 優勝直後、サムと一緒に写真を撮っていました。

ーーーー あれは、県大会から優勝したらサムと写真を撮ろうとサムから言ってきました。春季大会から始まって、高総体、東北大会とトロフィとかいただいたら写真を撮っています。

BB 新人戦の時は県予選でベスト8止まり。その時はどうでしたか。

ーーーー 県大会で優勝する能力はあったと思います。それでも、詰めの甘さだったり、ちょっとした油断や隙を見せてしまって、気付いたらもう追いつけなかった展開になってしまいました。去年からずっと優勝を経験してきて、まさかここて負けるなんて思ってなかった。悔しいという気持ちもありましたが、先生や応援してくれる方々に申し訳なかったです。

言われたのは「これからか大事だから」と。次勝って、インターハイ、ウインターカップで結果を残すことが大事だから、次に向けて頑張れと、先輩や保護者、光星の先生方と応援してくださる皆さんから言われました。

BB 自分自身としては精神的に落ち込むことはなかった?

ーーーー もちろん悔しかったですけど、ダメな結果っていい結果を残すことによって上書きされる。歴史を変えるくらいの結果を残すことでなかったことのようにしよう。負けてよかったとあとで言えるように、マジで思ってました。

その意味では県ベスト8から東北大会優勝というのはそのおかげだったかなと。
とりあえず優勝できて良かったです。

BB 以前インタビューをした時に、東北大会は地元岩手の開催でお世話になった先生や知り合いも見に来るし、初めての岩手の大会だから頑張りたいと言ってました。見るからにハッスルしてるな、と感じました。

ーーーー もともと東北NHK杯が岩手開催だと知っていて、インターハイが決まった時点から東北大会で絶対優勝しようとチームで確認。個人としても、ミニバス、中学と岩手でバスケットをしてきて、成長させてもらったのは大きかった。小・中のコーチたちにプレイで恩返しをしたいとずっと思っていました。その意味でも岩手での優勝は格別でした。

BB インターハイについて

ーーーー シードはわかっていたんですが、九州学院を想定した練習をしてしいました。九州学院も九州でベスト4と強いチームとわかっていました。これまでやってきたことをちゃんとコートで発揮して準々決勝・東山までいって自分たちが全国でどのくらいの力があるのかを確かめたい。その前に目の前の相手に集中したいです。

BB チーム状態としては、東北大会前後で変わったことはありますか。

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