「10連敗から入替戦回避。危機感から互いのベクトルを上げられた。サポートに感謝」高山鈴琉(中央大2年)
関東大学リーグ100周年記念企画インタビュー。
チームのことならやはりガードが一番知っているはず、とガードプレイヤーに今リーグの話を聞いてみました。ガードではない場合もあります。取材したのは、リーグ戦と入替戦です。
皆さん、ご協力ありがとうございました。
高山 鈴琉(中央大2年・PG・173cm・東海大諏訪)
BB えー、今の時点で入替戦の可能性は若干まだある。
ーーーー 今、ありますね。今試合をしている大東大対明治で、明治が勝つと自分たちが入替戦になる。上でみんな大東を応援しています。BB チームの今の状況は?
ーーーー 1巡目、負けが続いていて、ひどい雰囲気だったんですけど、2巡目切り替えないとダメ。1巡目ケガ(足首骨折)で試合に出てなかったガード25西村(慶太郎・4年・182㎝・洛南)が入ってきて(痛み止めの注射を打ちながら)、全員がそろった。
21深澤(桜太・1年・200㎝・土浦日大)もU18から帰ってきて、インサイドを固められたのも2巡目の勝因につながったと思います。
37カッター(勲生・2年・197㎝・名古屋)と交互にプレイタイムを半々にわけています。深澤はスピーディーに動けるんですけど、カッターはビッグゲームになった時の合わせのうまさがある。それぞれのプレイにあわせながらやっている。相手にしてもプレイが変わってくるのでやりづらいと思います。
BB そういう選手の頭角もあった。
ーーーー 危機感もありましたし。入替戦への危機感がある中で雰囲気が悪かったんですけど、1勝したら変わるとずっと言われていました。
BB その1勝は。
ーーーー 10連敗して、1巡目最後の山梨学院でした。そこからですね。雰囲気は大事だね、という話になって、惜しい試合でも全部落としてしまった。
ベクトルがみんな違う方向に向いていました。交代が悪いとか、こいつが悪いとか雰囲気が悪くなった。そういうところからも負け、連敗が続いてしまった要因だったのではないかと思います。自分たちで崩していたというか。勝てない理由はそこだった。
BB その危機感がベクトルが同じ方向になった。
ーーーー そうですね。同じ方向を向かないと、結局は勝てない。勝てば次につながるし、入替戦も回避できる。練習から強度を高く、何かを変えないといけない。自分たちが変わらないと意味がないので。相手に合わせてもそのままじゃ同じ。自分たちがチャレンジャー精神を持って強気に立ち向かうことで変わる。
ホームゲームでも、格上の専修に勝ったりとか、全部リベンジマッチになっていました。
毎回、毎回試合終わりのミーティングで喜多キャプテンを筆頭に。4年生が西村が入ったことで、1プレイ1プレイに言うことが増えてきて、これがダメとかこれはいいから続けようとポジティブな言葉が増えてきました。自自分たち、雰囲気がいいと上向くので西村には助けてもらった。目立たないけど、声がけであったり、味方を生かすための選手。
BB 良かった、悪かったの中で、これを落としたのが痛かった試合、逆に勝てたのが大きかった試合は。
ーーーー 東海大の2試合と、白鴎の体育館大でやった筑波戦とか。
1巡目負けてきた中で、2巡目大事。下のチームにも上のチームにも勝たないといけない。入替戦の候補に直接対決になったら負けは痛いので、おとしてはいけない試合だった筑波戦をおとしてしまった。
ここまで入替戦回避できるところまできたので、自分たちの強味、雰囲気よく、勢いよくが中大の良さ。それを上げられたことが勝ちにつながったと思います。
BB 新人インカレは40何年振りの優勝。これも勢いがあった。
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