BUBU’S EYE

夢を追いかけてアメリカへ(前編)越 圭司(琉球ゴールデンキングスU15 #54)

 圭司(琉球ゴールデンキングスU15 #54)

予選リーグで、後ろのコートでモッパーをしていた子たちの会話を背中ごしに聞いていた。


「越ってどれだ?」
「あれだろ」

「ちっちぇーーー!」
「はえーーー!!!」


おいおい、君たちはそっちのコート担当でしょ、と口には出さない突っ込みをいれて
だって、越は瞬間テレポーテーションしてるからね(笑) と声を出さず会話に参加。
やはり越の存在感はすごいなと同意していた。


1月に開催されたJr.ウインターカップでは準決勝でジャック率いる四日市メリノール学院との死闘の末に決勝進出した琉球ゴールデンキングスU15だったが、決勝では前半から主導権を握っていたが、後半RIZINGS徳島に8点リードから、リバウンドからセカンドチャンスを与え、1ゴール差でナンバーワンの座を明け渡してしまった。

どのチームもダブルエースてある54越と29宮里のマークは試合を追うごとに厳しくなっている。フェイスガードは当たり前。今大会も準決勝でサンロッカーズ渋谷U15が立ちはだかった。前回のJrウインターカップでは準々決勝で対戦、サンロッカーズはメンバーに高さのある選手2人が加わっていた。

もちろん、琉球は末広朋也コーチの対策に抜かりはなかった。越には互いにライバルと認めあう21岸がピタリとマークする。越は涼しい顔でコーナーの端へ。残りの4人が広いスペースを使う。宮里がロッカーモーションてずれを作り、攻め込む。と思いきや、その瞬間テレポーテーションで越が突然動き出す。

スピードのみならず、サドンストップ(突然止まる)ができることが、おそらく越にとって最大の武器となっている。サドンストップをしても自分のバランスを崩さずに次の動作ができる。さらに後方にフェイダウエイ、片足を上げる独特なシュートモーションで身長差があろうとも難なくシュートを打てる。

先日琉球ゴールデンキングスの特別指定選手となった#17崎濱秀斗も福岡第一高校時代からよく同じシュートフォームを見せる。これは強固な体幹があってこそのプレイだ。これにマッチアップしていた岸のファウルはかさんでいく。残り3分に5ファウルを余儀なくされた。ファウルアウト時に越がコートを去る間際、岸に何かを話しかける。



「(ぶつかった時に)大丈夫と聞かれたので大丈夫と答えました。そのあと
『試合はまだ終わってないよ』と岸に言いました」(越)

試合終了後、再びハグを交わす2人は

「優勝してくれ」(岸)
「絶対優勝するわ」(越)

という会話をかわした。

ここからのステップバックで ↓   ↓


こうなる

MVPインタビュー
ーーーー 大会を振り返って。
越 チームで課題に取り組んで、1試合ごとに課題が出てくるので…もう1回(最初らいきます)

ーーーー 時間はあるので大丈夫ですよ。(笑いが起きる)どうぞごゆっくり。
越 最初はみんなちょっと硬くて、チームの雰囲気も下がっている部分があったんですが、一戦一戦戦っていくうちに良くなって、チーム一丸となって戦えたので優勝できたのかと思います。


ーーーー チーム一丸となって優勝されたとの話でしたが、越選手自身が大活躍もあって優勝されました。この決勝戦では37点を稼ぎました。
 ご自身のプレイは振り返ってみてどうでしたか。
越 自分のプレイもそうなんですけど、それ以上に対戦相手より56友寄快星や29宮里俊佑がリバウンドを取ってくれて、パスをつなげてくれたので自分が点を取れたのたと思っています。
ありがとう! (拍手)

ーーーー 今後の活躍を皆さん期待していると思います。最後に応援してくれている皆様へメッセージをお願いいたします。
越 会場で応援してくれた皆さん、YOU TUBEで観戦して応援してくれた皆さんに本当に感謝しています。
自分たちがバスケットボールをできているのも、U15の大会を運営してくださっているBリーグのスタッフさんだったり、キングスU15のスタッフさんのおかげでこの大会ができていると思います。
本当にありがとうございました。



なお、今大会で越の中学校での試合はラストとなった。いったん自宅のある愛知県東海市に戻り、9月から始まる高校入学に向けて準備を行う。
インタビューパート2では、末広コーチと出会った小6のトライアウト、名古屋ドルフィンズU15から琉球ゴールデンキングスに移った末広コーチを追った理由。
渡米する夢、英会話、沖縄での生活、チームメイトなどの話もご紹介する。

※トップ写真、本文写真すべてPHOTO BUBU
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ