限界突パ

【今週の話題】公示のニュースは悲喜こもごも。意外な選手の抹消で透けて見える指揮官の狙い。

佐々木朗希の登板は今やファンの楽しみの一つ

何気なしに「日々」流れてくるニュース。
あるファンにとっては重く、あるファンにとってはそれほどでもなく。

それが試合のあるなしに関係なく流れてくる「1軍選手登録」「抹消」を伝える「公示」のニュースだ。

ついつい一喜一憂してしまいがちだが、これについて少し別な楽しみ方があるので、紹介いたい。

おそらく、多くのファンは好みの選手が登録抹消をされた時、いやな気持ちになるのではないか。「チャンスを逃した」とか「首脳陣に見切られた」あるいは「どこか怪我でもしたのではないか」。

実際、そうしたこともある。チャンスを与えられたばかりの若手の場合だと、先述2つの要素がないわけではない。しかし、それだけでもない事実もあるのだ。

例えば、投手の場合・・・。

1、一旦ローテを飛ばすことによって、休息を与える。
2、ローテを再編するための戦略的処置
3、雨天中止などによる出場機会なし

昨今、投手の疲労をケアする指揮官が非常に多い。わかりやすいのは、ロッテの佐々木朗希投手は昨季まで多くの場合、登板後に抹消されることが多かった。今季は抹消こそないものの、一度、中9日の間隔を空けた時もある。

ローテーション3人の投手が一度も抹消になっていないのは日本ハムくらいで、多くのチームがエース以外の投手は登録抹消ののちのローテ再編に組みいられている。

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