限界突パ

【Lions report】上昇機運のライオンズは戦力整備が着々。反撃に向けての大事な3連戦。「一人ひとり警戒しながら抑えていきたい」與座。

泥沼の8連敗からの3連勝。上昇機運をもって、ライオンズが所沢へ帰ってくる。
オールスターブレイク前の3連戦は日本ハム、ブレイク明けの3連戦は楽天と目下の好敵手と言っていいカードだ。ここは1週間にまたがって弾みをつけたいところだ。

今季、これまでのライオンズが不運続きだったのは否めない。

開幕からキャプテンの源田壮亮を欠いてのスタート、WBC優勝の勲章とはいえ、今季のライオンズにとっては痛手だった。

そもそも今季は、これまで長くライオンズの攻守を支えた森友哉が移籍した中でのシーズンだった。思い切りのいい打撃はもちろんのこと、昨季のリーグ防御率1位を支えた捕手の穴埋めはそう簡単ではなかった。

先発陣はエースの高橋光成と今井達也、松本航といったここ数年、先発ローテーションとして好機をもらってきた投手たちがいたのは心強いが、彼らは、前エースの菊池雄星が抜けてから頭角を表した選手ばかりで、エースの背中を見て育っていない。

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