限界突パ

【Lions report】ルーティンが生んだ球団最年長サヨナラ打。中村剛也「エンドランを打つくらいの気持ち」。

何を考えているんだろう。
打席での立ち振る舞いを見ていつも思う。

何かを狙ったのか、そして、狙いが外れたのか、それとも打ち損じたのだろうか。
ライオンズの主砲・中村剛也の打席はその一挙手一投足を見ているだけで楽しい。

その中村が15日の日本ハム戦の9回裏、サヨナラ適時打を放った。
球団最年長記録となる会心の一打だった。

中村剛也選手は試合前の練習に意味がある

そもそも、この試合の中村は日本ハムの先発・上沢直之に手を焼いていた。

「タイミングが合いにくいというか。いけると思って振りに行ったんですけど、あわなかった。球速はそこまで出ていないんですけど、トラックマンの数値とかをみると回転数が良くてそれもあったのかな」

打てそうな球だったのを打ち損じた。
打席での振る舞いからそんな空気を感じていたが、本人はそう言ってかぶりを振った。三塁ゴロ2つに空振り三振は完敗だった。

そんな3打席だったのに、だ。
上沢は降板したとはいえ、9回裏、1死二塁の場面で結果を残すのだから恐ろしい。

中村は2番手投手としてマウンドに上がった池田隆英の対策をこう振り返る。

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