限界突パ

”勝負の8月”を抜け出すのはどのチーム?【今週の話題】

西武の先発投手陣は比較的元気だ。

オールスターブレイクが明け、パ・リーグの力関係はやや見えてきた印象だ。

上位はオリックスがやや抜け出した一方、下位は日本ハムと西武がやや出遅れたか。

離脱者が続く西武は、なかなか、波に乗れない。チーム状況が上向くと主力が抜けるという繰り返しで厳しい状況に迫れていると言っていい。ベストで組める状態を作り出したい。

猛暑になる来月からはある意味「勝負の8月」と位置付けられるところがある。

その理由は二つ。

一つはこの酷暑の中のコンディション調整が難しいこと、2つ目は夏休みであるため、6日間の連戦がみっちり詰まっているということだ。

元千葉ロッテのリリーバー荻野忠寛さんによると「8月はどのチームも打線が元気になる」とのこと。それは一方で「投手陣が疲れてくる。今ではなく、ここにくるまでに投手をどうマネジメントしてきたかが重要」という要素が裏に隠れている

つまり、これからの鍵を握るのは、いかに投手がバテないかであろう。

これまでのシーズンは多少、休みがあった。7月は特に顕著だが、必ずしも6連戦があるわけでなく、そこでうまくローテ飛ばしなどの休みを取ることができた。先発投手を5枚にできたり、中継ぎ陣の疲労を軽減することもできたのだ。

しかし、これからはそれができないということで、勝負のポイントになるというわけである。

とはいえ、これまでの各チームのマネジメントはそれぞれに光るものがあった。

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