限界突パ

将来はパ・リーグに。履正社のスラッガー・森田大翔選手に要注目!

第105回の全国高校野球選手権大会の取材がまだ続いています。

プロ野球選手の高校時代の記事はいかがですか?

先日は、楽天・浅村栄斗選手の記事を配信しました。
実は、浅村選手のあの切り口の記事を書くのは3度目くらいになるのですが、今回の記事が今までで一番、クオリティーが高いです。書き手としても満足できる1本になりました。

浅村選手の活躍が及ぼした影響は大きと思っています。
というのも、記事を読んでいただいたらわかると思うのですが、彼は春から夏にかけて一気に伸びて行った選手。この頃はそういう選手が少なかったから、人の成長ぶりを見れたんです。

で、この後も、大阪では春から夏にかけて伸びた選手が続いたんです。翌年は関大一の西田哲朗選手がそのイメージです。彼は甲子園に出てませんが、春くらいから頭角を表して、大阪トップクラスの称号を得て、楽天から指名されてプロ入りした選手だんです。その翌年が山田哲人(ヤクルト)選手。

浅村を境にして伸びる選手が生まれてきた。
いわば、高校野球、甲子園の注目って、そういったプロに行く選手がどう伸びていくかを楽しみに見れる要素が詰まっているんです。

今大会の注目度で言うと、花巻東の佐々木麟太郎や広陵の真鍋彗といった選手が注目をされています。普段、プロ野球を見ている、このサイトの読者の皆さんも、少しはご存知かもしれません。佐々木選手はなんと、高校通算140本塁打というものすごい数の本塁打を量産しています。

ただ、今日、僕がここで話題にしたいのは彼らのことではありません。浅村や山田のように、うなぎ登りに成長している選手を紹介したいです。その選手とは履正社の森田大翔選手です。

高校通算本塁打は30本くらいだったと思いますが、広角に長打が打てる。佐々木選手や真鍋選手は守備に難がありますが、森田選手はスローイングを含めて、守備にマイナスな要素がありません。足も速いです。

ここ最近のプロ野球を見ていると、右投げ右打ちの大型三塁手があまり人材がいません。それなりに候補がいましたが、かつて、中村剛也、松田宣浩、今江敏晃選手が存在感を示したようなことがなくなりました。巨人の岡本和真くらいのもので、いわば、人材難なんですね。

今江はすでに引退して、中村はまだ第一線で活躍していますが、40歳のベテランです。彼ら3人は奇しくも、同い年。次なる世代は生まれていないんですね。

そこで、僕は森田選手を推したいわけです。

次なる世代の担い手として、ぜひ、パ・リーグに来て欲しいと願うわけです。

森田選手のいる履正社は次戦の3回戦で優勝候補筆頭の仙台育英と対戦します。
仙台育英には150キロを投げ込む投手が複数名いて、注目の一線です。

ドラフトを前に、ドラフト候補生を見るのではなく、今から見ておくといいかもしれません。

あの時の甲子園を見た記憶を頭に焼き付けながら、プロで活躍するのを見るというのも、なかなか、面白いものですよ。

本日は以上です。

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