ソフトバンクからスター選手が来た。人的補償で移籍の西武・甲斐野の記者会見が秀逸。「選手ファーストな球団だなと思った」。【甲斐野央投手入団会見全文】
どこか、チームの状況を一変してくれる。
そんな空気の記者会見だった。
ソフトバンクにFA移籍した山川穂高の人的補償選手として西武に入団した甲斐野央選手が入団会見を行った。
「西武は選手ファーストな球団。ふざけたことを言っちゃいますけど、背番号34は三振って意味もあるのかな」と言って笑いを誘うなど会見は終始、笑顔に包まれた。
スター選手がやってきた。そんな印象だった。渡辺GMも「猫をかぶるとかいっていたけど、早く溶け込んで欲しいね」とこちらも笑顔が絶えなかった。
以下、甲斐野選手のインタビュー全文。
ーー入団して今の気持ちは
甲斐野 すごく緊張しています。今は。
ーーその緊張はどこから?
甲斐野 先ほどもフロントの方とお話をした際に、すごく緊張しているなと自分自身で思いました。
ーーライオンズの印象は?
甲斐野 僕は中継ぎでブルペンとかで待機させてもらうことがあったんですけど、ファンの皆さんの声援というのはものすごいものがあるなと。すごい熱いチームだというふうには思っていました。
ーー西武ライオンズではどんな役割を担っていきたい
甲斐野 それも先ほどお話しさせていただいたんですけれども、本当に必要として獲っていただいたと思っていますし、自分自身は本当にいち早くファンの方と勝って喜びを分かち合いたいなっていうふうに思っています。
ーーこのオフの一連の移籍の中で、最も注目度があると思うんですけども、甲斐野投手自身はどのように感じていましたか?
甲斐野 そうですね、決まって本当に西武の人間になるのかなという思いはあったんですけど、徐々に徐々にそれも実感が湧いてきて、今日この場に来た時にはさらに実感が湧いていち早くユニフォームに袖を通して野球をしたいなと言う気持ちですね。
ーー新しい背番号が「34」ですけど、思い入れとか何かありますか。
甲斐野 ふざけたこと言っちゃうかもしれないけど、三振っていう意味でもあるのかなと。僕ももちろん三振取りたいなとこだわっていますし、もっともっとレベルアップしてきたいと言うふうには思っています。
(松井稼頭央監督が登場)
ーー移籍してから監督とは初めて?
甲斐野 初めて挨拶させていただきました。
ーー松井監督の印象は?
甲斐野 印象ですか。誰もが知っている。誰もが憧れる選手です。改めて近くで見てイケメンやなと思いました。
ーー松井監督を胴上げしたいですか
甲斐野 はい、もちろん思っていますし、シーズン優勝、日本一になって一つのピースになれればと思っています。
ーー古巣ソフトバンクとは同じパ・リーグ同士ということで対戦もあると思うんですけど、ソフトバンクへはどのような思いがありますか。
甲斐野 決まったときに連絡させていただいて。先輩方とか後輩も。本当に寂しいという声があったんですけど、真剣勝負できるのがすごく楽しみって言ってくださる先輩方もいらっしゃったので、僕も確かにそうだなと。いつもチームメイトだった方々が敵になるっていうのは初めての経験ですけど、これもいい経験になると思いますし、対戦するからにはしっかり抑えたいなと思います。
ーー対戦したいバッターはいますか。
甲斐野 対戦したいバッターは、、、、本当に対戦したくないバッターの方が多いですけど、やるからにはしっかり僕もレベルアップして誰がきても抑えれるようにしたいです。
ーー先ほど三振という言葉がありましたけど、具体的な数字として何か目標ってありますか
甲斐野 自分の役割が中継ぎということなので、本当に目処でもある50試合登板は必ずしたいなと思います。
ーー改めて今シーズンへの意気込みをお願いします。
甲斐野 本当にいち早くチームに溶け込んでシーズン優勝、日本一、本当になりたいと思っていますし、本当に来てくれてよかったと思ってもらえるように精進していきたいと思います。
(それでは、こちらでライオンズファンのメンバーから甲斐野投手にウェルカムメッセージが届いております)
嬉しいですね。
ーー寄せ書きをもらってどうですか?
甲斐野 最高じゃないですか。本当にいいチームに来れたなというふうに思います。
ーーパッと目に留まったメッセージはありますか。
甲斐野 全部、目に留まるんですけど、「34で躍動している姿を楽しみにしています」って書いていますし、嬉しいですね。
(ここから囲み取材。踏み込んだ話も)
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