限界突パ

今季から背番号「20」に昇格の田村伊知郎に聞いた“あの日”の決断。「あのまま投げていたら今ここにはいない」。【2024年 西武キャンプコラム】

それは一つの昇格とも言えた。
今季の西武ライオンズの変わったことの一つとしてそれまで脇役に回ることの多かった3人の選手の背番号が変わったことである。

佐藤龍世が「10」與座海人が「15」になり、田村が「20」になった。
それはつまり「主力」に数えられた証でもあり、3人は揃って1軍の南郷キャンプに集結。チームの中心を担うことになりそうだ。

春季キャンプ中、そのうちのひとり、田村に直撃をしてみた。

――去年はご自身としてはいいシーズンだったと思いますが、それを受けて今年はどんな気持ちですか。

「そうですね。引き続き、日々ベストを尽くしてっていうところと基本、去年からの継続で積み重ねていくというイメージでやっています。やり続けることで精度が上がってくることも絶対あると思いますし、そこは引き続きやっていこうと思っています」

―――背番号が変わりましたけど、これはどんな気持ちですか。
「あー、そうですね。だいぶ慣れてきました」。

ーーこれはGMからの打診ですか?

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