限界突パ

監督にあるそれぞれの色。ソフトバンクの新指揮官に見た意識の重要性。

監督には色がある。

その色とは選手時代に培ったものもあれば、過去の指導者経験の時に染みついたものもある。それぞれにパブリックで発言してきたイメージなどが形作られ、それが色としてファンやメディアに浸透している。

例えば、今季から巨人の指揮を取る阿部慎之介監督は2軍監督時代に大学生との交流試合で敗れると罰走を課したことで厳しい指揮官のイメージが作られた。現役引退から大幅減量に成功するなどストイックに取り組んだ自分への自分への厳しさを選手たちに求めている。それが阿部監督の色だ。

昨季は令和の米騒動など、何かアクションを起こすたびに批判の嵐にあった中日・立浪和義監督も厳しい指揮官のイメージだ。指揮官の思考をトップダウンで下ろしていく、そんな指揮官に映るというのは筆者だけじゃないだろう。もちろん、それは是非を問いたいのではない。

そして、もう1人、厳しいことで知られる男がソフトバンクの新指揮官、小久保裕監督である。

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