「投げ勝ったルーキー、すごいっす」。西武・武内夏暉がソフトバンク打線を8回零封。ベテラン捕手・炭谷銀仁朗が語った凄まじさ。
取材は勘違いから始まった。
「前回からの折り返しなんでしっかり返せたかなと思います」
1-0の薄氷の勝利。
この試合における勝利の立役者として先発の武内が果たした役割は大きい。6連敗中だった相手ソフトバンクをたった4安打。それも柳田悠岐、山川穂高、近藤健介というオールスタークラスのクリーンアップに一つの安打も許さない見事な投球だった。
そんな武内を支えた捕手の炭谷銀仁朗は、先週のソフトバンク戦で武内は登板していないのだが、繰り返し「やりかえせた」と語ったのは捕手としての意地があったのだと推察する。こちらの投手陣でやりかせたという。
この試合、密かに注目していたのは武内対左打者だ。
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