限界突パ

監督代行、渡辺久信が会見後に語ったこと「火中の栗を拾うのは俺しかいないと思った」

5月26日、西武の松井稼頭央監督の休養が発表された。
最下位に沈みっぱなしだからいつかはと思っていたが、まさか2試合連続逆転勝ちした後にその決定が下されるとは想像もしなかったと言うのが多くの意見だろう。

とはいえ、プロは結果がものをいう世界。致し方ないと言うのが正直な感想である。

一方、休養と同時に発表されたのが渡辺久信GMの監督代行就任だ。監督の交代劇に際してあらゆる選択肢が浮かんだが、最も適切だろうというものの一つに決まったと言えるのではないか。

2008年、就任1年目にして日本一を飾るなどの実績のある渡辺久信氏は「ものをいうリーダー」である。常にチームの先頭に立って、選手を鼓舞する。あるいは試合の中で問題が起きた時には率先した乱闘にも参加する熱血漢である。

ただ11年ぶりの復帰にはいさささか現場を離れすぎだというのもまた事実だ。
26日、多くのメディアの前で記者会見した公の場ではなく、帰宅する渡辺久信GMを捕まえて、少し話を聞いた。(取材・文 氏原英明)

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