西武が2度目の8連敗。「何かのきっかけが欲しいところ」。渡辺久信監督代行の試合後記者会見全文
もどかしい試合だった。
先制を許し、7回にも追加点を奪われ、それでも8回裏に佐藤龍世のソロ本塁打で追撃したが、あと一本が出なかった。追いかける苦しい展開をなんとか打破しようという姿勢は感じるが、それが結果につながってこない。
ベンチで選手たちは声を出しているし、試合に集中していない選手は誰もいない。投手陣も苦しい状況を理解しながら粘っているが、それが逆に作用している時もある。果たして、この状況をどう打開していくのか。
試合後、渡辺久伸監督代行はこう振り返っている。
一問一答でお送りする。
ーー最後の攻撃も源田選手の気持ちが出たようなプレーでしたけれど、あと一歩及ばずというところですかね。
渡辺 そうですね。勝ちたいっていう気持ちはすごく出たゲームだったと思うんですけど、なかなかこっちのペースで試合が進められないという現状があるっていう感じですね。
ーー途中交代の佐藤龍世選手が逆方向に見事なホームラン。
渡辺 そうですね。素晴らしいバッティングだと思います。
ーー元山選手の交代はどういった判断。
渡辺 別にみんなエラーしたいたいからと思ってするわけじゃないんですけど、ああいうところは締めていかないといけないっていうふうな判断で、替えました。
ーーなかなかちょっと流れを変れず8連敗となってますが
渡辺 そうですね。本当、選手は思い切って勝ちに向かってやってもらえばいい。負けっていうのはこっちの責任なんで、何とか勝つゲームをというふうに、毎日臨んでるんですけど、常に追い込まれているような状況でやってしまってる。打線がね、何かきっかけを序盤から、いい形で攻撃できればまたチームも変わってくると思うんですけど。
ーーなかなか1、2番の出塁がないんですけど
渡辺 そうですね。対策は今日の床田くんにしてもゴロを打たせるピッチャーなんで、何とかその球に、なんていうのかな、上手いことゴロを打たされないように。そういう対策で入ってるんですけど、これは技術的なのかどうなのかっていうところだと思うんですけど、何かのきっかけっていうのはすごく欲しいところですよね。いろいろ塁に出たら、仕掛けてみるんですけど、裏目に出たり。何とか明日頑張りたいと思いますよ。
ーーやっぱ1、2番はまだ悩みどころですから、どういう選手をセレクトしていくか。
渡辺 誰が行っても同じような結果になっている。あまり打線をコロコロ替えたくはないんですけど、ただやっぱり機能してないっていうことは、なんかしら相手投手との相性であったり、いろんな数値とかも可視化されて出てるんで、そういう数値、例えばWOBAとか、そういうのを見ながら得点に絡む選手、出塁率がそういうのには絡んでくるんでね、そういうところも見ながら考えていきたい。あとは気持ちの面でね、やっぱり何とかしようという気持ちを出してるとは思うんですけど、そういうことが大事になってくる。それで相手ピッチャーに対するプレッシャーがかかってきて、コントロールを乱したり、いろいろあるんでね。
ーー栗山選手は床田選手に17球を投げさせているんですけど、やっぱああいうことですか。
渡辺 クリは今日もヒットも打つし、出塁もする。フォアボールも選ぶし。非常に見本にはなってると思う。ベテランは陽川にしても非常にいい。最後もヒットが出た。ベテランは頑張ってると思うんでね。若手の奮起ですね。思い切ってやってほしいです
ーー先発した今井投手が悔し涙を流してました
渡辺 普通に考えたら、しっかりしゲームを作っていいピッチングをしたと思います。
(終わり)