盟友・炭谷銀仁朗が悔いたクローザー・増田達至への想い。「あと6セーブ、力になれへんかったなって」。
当の本人はあっけらかんとしている。
しかし、あと少しで到達できていた記録だけに、何より周囲の悔しさは残る。
「マスのセーブは194個で、あと6Sでしたからね。バッテリーを組む人間としてはなんとかできなかったのかという気持ちはあります」
同僚の引退にそう悔しさを滲ませたのが捕手の炭谷銀仁朗だった。
今季から古巣に加入。その復帰会見で気になる投手を尋ねられたところ、真っ先に名を挙げたのが「増田達至」の名前だった。
「お互い、一番いい時にプレーしてきて、良さも知っている。それだけに、まだまだやれるという思いが僕の中にはある。他チームにいたことで感じたこともあったんでね」
ライバルとして戦っている時に何かを話すということはなかったが、再びチームメイトになったことによってなんとか力になりたいという思いが炭谷にはあったのだった。
炭谷にはそんな増田の持ち味についてこう話している。
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