限界突パ

西武・平良海馬が2度目の交渉で「中継ぎをやります」と宣言。記者会見全文は?

1回目の契約更改で保留していた西武の平良海馬が契約を更改した。
球団からの中継ぎ起用の要請を受ける形となったが、その経緯はどういったものがあったのだろうか。

記者会見の全文を公開する。

ーー今回2度目の契約更改となりましたが、契約に対して判は押したんでしょうか。

平良 サインはし、、、、ました。

ーー1回目の契約更改では先発と中継ぎでの起用の折り合いがつかなかったと言うことですが、今回はどういった内容で判を押されたのでしょう。

平良 一応、来年は中継ぎをやります。

ーーその中継を決断したっていうのはどういったところでしょうか。

平良 そうですね。ざっくり言うと条件ですね。

ーーその条件は言える範囲で大丈夫なんてですけど、どういったところが飲む理由になったんでしょうか。

平良 一番の要因は言えないんですけど、金額も含めてインセンティブも付けてもらったんで、そこは球団側からのこれだけやってほしいっていう思いが伝わりましたし、それをしっかり僕の中で飲み込んで来年は責任持ってやりたいなと思います。

ーーその中で改めて平良選手の方から球団に伝えたことはありましたでしょうか?

平良 伝えたことはそれこそ先発したい思いはずっと伝えてきましたけど、それよりもやっぱり条件面でやって欲しいということもありますし、やっぱりどっちか間を取らないと契約はできないので、契約させてもらいました。

ーー平良選手の考える中ではずっと中継ぎなのか、それとも中盤で先発にもう一度っていう考えはあったりするのでしょうか?

平良 いや、どうなんですかね。状況次第だと思うんですけど、中継ぎを始めたら、基本的に最後まで中継ぎでやっていくものだと思うので、あとは状況がどうなるかわからないので、はじめは中継ぎで行きます。

ーー来シーズンは25歳っていうところでメジャーというところも視野に入ってくるとは思うんですが、そのメジャーに対する思いっていうところはいかがでしょうか?

平良 個人的には目指してる場所ですし、日本でも活躍できないと駄目だし、目指すところは目指していきたい。

ーー来シーズンは中継ぎとして挑むシーズンとなりますが、改めて目標とする数字であったり、活躍っていうのはどういうところにありますでしょうか?

平良 数字、そうすね。今日決まったので、これから考えたいと思います。

ーー金額の方は

平良 年俸5000万ダウンです。

ーー出来高は?

平良 5000万ダウンの2億です。インセンティブでそれを補填する内容つけてくれって交渉しました、金額もありますし、その他の条件もありますけど、もろもろあって、中継ぎをそれほどやって欲しいんだなという思いは伝わりました。

ーー先発へのこだわりがあった中で球団の想いを感じたところが1番ですね。

平良 そっすね。1番っすね。

ーーまた中継ぎは昔からやっていますけど、こういう調整法で行こうとか考えているところはありますか。

平良 調整法は変わってないので、投げ過ぎに注意して怪我とかに気をつけたい。

ーー中継だと勝ちパターンみたいな色々やり方があると思う。クローザーとかそういう配置についてはいかがですか。

平良 リリーフって言われてるので、どこで投げるかっていうのはまた監督次第というところです。どこでももいいです

ーー前回はいい方向に進んでるっていうふうにいっていた中で、今回の妥協点というのは、前回の話とは違ったんですか。

平良 そのときの妥協点なのかもしれないですね。やっぱり中継ぎしますし、希望のポジションではない分、それなりの対価じゃないとフェアじゃないと思うので、そこも含めてしっかり交渉できたなと思います。

ーー今日決まったとですけど、決断したのも、今の今ですか。

平良 違います。11回、話してもキリがないので、ちょくちょく電話でやりとりさせてもらって決まったという感じ。

ーー徐々に心が動いていったという感じですか。

平良 そうですね。どっかで妥協点を見つけないと駄目ですので。

ーー調整法についてはシーズン中は1週間ある。また中継はどこで投げるかわかんないっていうところで難しさがあると思います。中継ぎの中でご自身の調整法は見つけられるつつあるんですか。

平良 そうすね。毎日試合がある中で、コンディションを保つっていうのは難しいことだと思うんですけど、中継ぎはずっとやってきたことなので慣れていると思います。

ーーまだ抑えかリリーフかわからないと思いますけど、中継ぎでやるんだったらホールドは2年前の341番いい成績で、セーブだったら21年の20Sが最多と思いますけど、それぞれのポジションでこれくらいの数字はあげたいと言うのはありますか。

平良 あんまりないんですけど、2022年が一番良かったときなので、そのとき、それ以上のことをできたらいいなと思います。

ーー先発をやるっていうような気持ちでここまできて、中継ぎになるけど、キャンプまでとキャンプ以降では中継ぎ仕様のメンタルも、体も作っていかなきゃいけないと思う。どう言うふうにシーズンを過ごしていきたいと思いますか。

平良 体はそうですね。やっぱり先発の調整法としては球数を投げると思いますけど、ブルペンに入る回数や球数は多くなると思いますけど、中継ぎは球数が少ない中で出力を出しに行くことが必要だと思うので、そう言う練習をこれからはしていきたいなと思います。

ーー去年はシーズン途中で腕の部分に不安が出ましたけど、反省を踏まえてケアの部分とかで今年やりたいことはありますか。

平良 ケアはケガして必要性を感じましたし、そう言う面で、治療器具とかいいものはしっかり使っていきたい。ケアをしっかりしていきたいですね。

ーー契約とはまた別の話なんですけど、お子様が生まれて新しいシーズンになりますけど、心境の変化があったりしますか。

平良 正直、全くなくいつも通りのパフォーマンスをしていければと思う。よく子供生まれて覚悟ができるとかいいますけど、最初から覚悟をして野球をやっているからそういうのはあんまりないです。

ーー今、自主トレ期間中だと思うんですけど、おうちに帰ったら、そのパパとなってオンとオフの使い分けとかはいかがですか。

平良 生まれたばっかりでほとんど寝ているのであんまりなくて。

ーー自主トレを石垣島でされると言うことですが、武内投手も一緒に行くんですか。どんな狙いでしょうか。

平良 狙いというか。そうですね。今年は光成さんとかが個別でされるということで、今までやっていた自主トレを僕がリーダーとしてやってみようかなと言うところです。1人でやってもいいんですけど、12年目の若い選手数人に声をかけて、1人でやりますっていうので、だったら一緒にやろうと。チームでまたピッチャー陣のレベルアップができたらいいかなと思っています。

ーー平良さん的にはやっぱりここから入って成長した。心境的にもリーダー格になっていかなきゃいけないっていう気持ちが強いんでしょうか。

平良 そうですね。25歳になったんで、後輩も数人いますし、僕も先輩に教えてもらったことをしっかり後輩に教えてというか。おせっかいかもしれないけど。

ーーご自身のYouTubeの活動っていうのは、お子さんがいると、なかなかしずらくなっていますか。

平良 そうですね。あんまりできてないんですけど、動画ででちょっとずつやっていこうかな。オフなので、変化球の投げ方とかもできたらいいかなと思います。

ーー先ほどメジャーには行けるんだったら行きたいって話でしたけど、それは中継ぎから先発に戻って先発できるっていうところを見せてから行きたいのか。中継ぎでも、もういっちゃいたいのか。ビジョンとしてはどっちの方がいいですか。

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