侍ジャパンの申し子。あの時の少年は立派になってフル代表に。楽天・藤平尚真にかかる期待。
野球選手にとっての秋のシーズンは収穫の意味合いが強い。
日本シリーズや神宮大会など、日本一を決める舞台がそこにはあり、1年間の集大成がそこで決まる。
しかし、一方、その収穫の大会の中で、翌年への足がかりを掴む選手たちもいる。
「大学3年秋の神宮で結果を残した選手が関西でも翌年はドラフト候補になるって知っていたんで、自分の名前は売れたんじゃないかなって思います」
佛教大学時代の3年秋の神宮大会で圧巻のピッチングを見せて一躍ドラフト上位候補と騒がれたのは、中日の大野雄大だった。翌年にはドラフト1位で中日に入団。秋に頭角を表して一気にスターダムに名乗りをあげた。その後のプロでの活躍は周知の通りである。
そんな昨年秋、シーズンの勢いをそのままに侍ジャパンのフル代表に初選出。存在感を見せた男がいた。
シーズンではキャリアハイとなる47試合に登板。20ホールドを上げ防御率1.75の成績を残した楽天のリリーバー藤平尚真である。
藤平はいう。
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