限界突パ

「あれが中村さん」「頭が真っ白に」。西武・中村剛也の今季1号にチームメイトが感嘆したワケ。

その打球にただ呻(うな)るしか無かった。
4月8日の対ロッテ戦の9回裏のことだ。1死一塁から代打で打席に立った中村剛也は三塁線への痛烈なライナーのファールを放った後の3球目を一閃、左中間スタンドに放り込んで見せたのである。22年連続となる今季第1号ホームランは中村らしい放物線を描いた鮮やかな一発だった。

「まぁ、打席が久しぶりやったんで集中していこうとって思ってました。点差を関係なしにタイミングが合うかどうかっていうのを大事にしていたんで、いい感じで打てたかな」

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