キーファー・ラベナ 「目標は明日もプレーすることだった」 B2 PLAYOFFS QUARTERFINALS GAME2 試合後コメント
日本生命B2 PLAYOFFS
QUARTERFINALS 2023-24
2024.5.4 GAME2 presented by 平和堂
滋賀レイクス 93-79 青森ワッツ
@滋賀ダイハツアリーナ
入場者4,331人
【HC&選手コメント】
ダビー・ゴメスHC
「今日は田原選手が秘密兵器だった」
試合に勝利できたことはハッピーですが、何も成し遂げていないので明日もステップアップしなければなりませんし、今日やった事を明日もしっかりやり切ることに尽きると思います。イージーバスケットは相手に許さなかったので、ゲームをコントロールできたこと、そこが全てのキーだったと感じています。
Q.今日は池田祐一選手を抑えられていた。
昨日は序盤に立て続けに決められていいパフォーマンスをさせてしまった部分がありました。今日は3Pシュートの確率が16%。この数字ほど入らない選手ではないですが、かなり高い確率で決める選手でもないと思っています。自分たちはディフェンスのやり方を変えたので、彼が色々なことを考えながらプレーしなければいけなくなったのがパフォーマンスに影響したのかなと思っています。プレーの選択にエナジーを使わないといけないということが、結果的にシュートパーセンテージの低下に繋がりました。
Q.3Qでは1点差に詰め寄られました。
疲れが見えている中で、それでもプレーをさせ続けてしまったので、自分たちとしてもっと交代をしなければなりませんでした。トランジションで得点を奪われたり、ルーズボールのシチュエーションで相手に取られてスコアを許したりなど、そういった部分での得点が続いてしまったことが鍵かなと感じています。相手が何か特別なことをしてきた訳ではなく、自分たちが間違った判断をしてしまったことが相手のカムバックに繋がってしまいました。
Q.その状況から引き離した。
今日は田原(隆徳)選手が秘密兵器だったのかなと思っています。ブロック(・モータム)は試合全体を通してゲームを支配してくれましたし、彼がリーグのMVPに値するようなプレーを見せてくれたことが全てでした。キーファー(・ラベナ)も非常に良いパフォーマンスをしてくれました。今日の彼の姿が、我々が本来求めている姿なので、明日も継続を期待したいです。また明日は得点面で、JB(ジャスティン・バーレル)の所で探してあげないといけないと感じていることと、ターンオーバーが11個で相手は20点しているので、ほぼ自分たちのターンオーバーが得点に繋がってしまっていること、逆に相手には15個のターンオーバーを引き起こしましたが、21点しか取れていない部分で、その質を下げていかなければなりません。
Q.昨日からスタートを3人替えた。
プレーオフという舞台の中で昨日から今日と、ゲームへのアジャストを加えないといけません。自分たちはアジャストを加えて良い流れを持ってくることができましたが、相手が昨日と違う何かをしてきた訳ではないので、コーチとして戦術的にサプライズするようなところでリードできればと思っていました。
Q.秘密兵器の田原選手に何を求めた?
彼はボールを持ちたがろうとしないで、オフェンスでもディフェンスでもチームのためにプレーしてくれます。スティールや池田選手を疲れされるなど、いつもエナジーをチームにもたらしてくれる。彼のパフォーマンスによってチームがポジティブなエナジーで戦える要因になったのかなと思っています。
Q.山崎凜選手をロスターに入れた理由は?
彼はプライドがある選手です。強い心が彼の特徴で、こういったゲームで彼のように強い心を持った選手は重要だと思っています。
田原隆徳
「池田選手に好きなことをやらせない」
昨日はソフトな部分があって負けてしまった。今日はハードに行くというのをチーム全体で認識した上でしっかりとそれを遂行できたのはでかかったです。相手もイライラして乱闘気味になるところもあったんですけど、それも絶対に「勝ちたい」という気持ちがぶつかるからです。そっちの方向に気を取られないで自分たちのバスケットができたのはめちゃくちゃ良かったです。
Q.昨日はプレーオフの雰囲気に飲まれた選手もいたような試合の入りだったが、プレーオフ経験者が何か伝えたことがあったのか?
特にそういうのはないです。それって経験させた方が早いので。昨日で経験して「もう大丈夫だよね?」って感じで、ブロック(・モータム)も言っていたんですけど、「もう経験しただろ?じゃあ普通にやれよ」って感じですね。それが一番、口で言うより経験した方が早いので、今やっているメンバー全員はもう大丈夫だと思います。
Q.HCは田原選手が秘密兵器になったと話していた。
ディフェンスでのエナジーで、今日はファウル全部(5ファウル)してでも相手を止めに行くというスタンスでいたので、レギュラーシーズン以上の気持ちをさらに出していました。負けたら終わりなので、後悔なく、怪我するかもしれないとか関係なく全力を出し尽くすって決めていました。それがエナジーで、ディフェンスからトランジションになってイージーレイアップとかいい流れでスリーポイントが決まって、逆転できなくなるまでのスコアになりました。でも、明日はまた別のゲームになるし第3戦というのは気持ちと気持ちのぶつかり合いになるので、戦術はもちろんのことですが最後は絶対に気持ちだと思います。自分たちがチーム一丸となって戦っていけば勝てる可能性はありますし、逆に青森さんが先に(1勝を)取ったので青森さんにもチャンスがあると思います。気持ちでぶつかって、最初の出だしはもちろんですけど、40分間集中して自分たちのバスケットを遂行してやっていけば大丈夫だと信じています。それをやるだけです。
Q.GAME3の経験は?
群馬(クレインサンダーズ)の時に1回、ホームゲームで。同じ感じですね。茨城(ロボッツ)に1戦目で勝って、2戦目で初めてホームゲームで負けたんです。それまで1回もホームゲームで負けたことはなかったし、自分たちは絶対に優勝しなければいけないと言うのがあったので。同じですね、今と。優勝ではないけど負けたら終わりなので、どっちにしろ。なので、その緊張感は似ているかなと思います。本当にスイッチを入れないといけない。人生かけた勝負なので、死ぬか生きるかです。
Q.秘密兵器に求められたプレーは?
自分は秘密兵器だとは思っていないですけど(笑)。いつも通りというか、状況状況によって何が今必要なのかというときに、自分は絶対にディフェンスから、まず相手の池田選手にファウルをしてでも好きなことはやらせないというのが自分の中にあって、昨日はそこでトランジションとかでイージーにドライブされて、そこからキックアウトでスリーポイントを50%の確率でやられていた。そこはまず防ぎたかったことと、全ての起点がそこだったので、まずはそこでやられないというのをファウルをしてでも示せたのかなと思います。
それって嫌がるんですよね、自分が逆の立場でもこんなにきていて「うわぁ」って絶対に思うので、そこの隙でどんどんまたやっていけば。一回自分がディナイして取ってバックコート(バイオレーション)になっちゃった所があったんですけど、ああいうのは「うわぁ」ってなった時の隙で絶対にできるんですよ。それをやり続ければやり続けるほど絶対に隙がどこかに出てくるので、そこでちゃんと見極めてやるだけです。(山崎)凜も最初に出た時にそれをやってくれましたし、チーム全体がそういうマインドでいてくれたのが大きかったのかなと思います。
キーファー・ラベナ
「目標は明日もプレーすることだった」
昨日と同じくタフなゲームでした。自分たちの今日の目標は明日もプレーすることだったので、それを達成できたのは良かったです。明日も青森を倒す、それだけです。
Q.4Qには連続3Pシュートを決めました。
こういった重要な状況でシュートを決め切れるように、普段から練習をしています。決められたのは本当に嬉しいです。
Q.こういう重要な試合でキャリアハイの30得点でした。
フィーリングとしてはOKで、勝ったことが嬉しいです。ただ明日も勝たないと意味がないので、そこに集中するだけです。自分にとって一番大事なことは、明日も勝って次のラウンドに進むことだと思っています。
Q.明日の試合を勝ち切るためには?
今日と同じでスタートをどれだけ強くできるかだと思っています。リードした状況であれば、自分たちがコントロールするのは得意ですし、リードチェンジは試合で1回だけ、リードしている時間は39分で相手は0分というところで、ずっとリードしていたのでそこを明日も続けていきたいです。
Q.前半はフリースローが良く決まっていたが、その要因は?
積極的にアタックしたところかなと思っています。自分たちのゲームプランとしてどれだけペイントにアタックできるかというのが大きな鍵で、今日もかなりフィジカルでしたが明日はより今日よりも厳しくなると思っているので、そこで自分のアタックが活きればと思っています。こういったゲームはプレーヤーがどれだけ勝ちたいか、それをどれだけコートで出せるかだと思っているので、相手よりもその気持ちを出すだけです。
Q.昨日の試合から今日にかけて、チームに対して何を働きかけたのか
マインドセットの部分です。戦術的にたくさんのアジャストができる訳ではないので、どのようにゲームプランを実行するか、その部分のマインドセットはチームに話をしました。そして負けからどのようにリカバリーして今日戦うかということも伝えました。
Q.明日の試合に向けて何かを変えるのか、それとも今日のままが良いのか
今日良かったことをしっかり明日に繋げることが一番大事だと思っています。ゲームからゲームまでには24時間しかないので、その中で明日はエナジーが重要なので、それを出す準備ができるかが鍵だと思っています。
湧川颯斗
「今日はしっかりガツンと」
昨日は試合の入りが悪くなってしまいましたが、今日は最初から最後まで自分たちのバスケットを貫き通すことが出来て良かったのかなと思います。
Q.負けたら終了という状況で迎えた今日の試合、プレッシャーはあったのか
負けたら終わりというのはありますが、自分たちのバスケットをしたら負けないと思っているので、それが今日は出せた試合でした。(ノックアウト方式に対する自信は)レギュラーシーズンで培った部分もありますし、高校時代はトーナメントしか経験してこなかったので、2戦先勝というのは異なりますが、そこで高校の時の経験というか、変なプレッシャーは感じていませんでした。
Q.ディフェンス面が良かった。
昨日は入りから相手のガード陣にやられることが多かったですが、今日はしっかり入りからガツンとやっていこうという気持ちがあったので、それがプレーに出たのかなと思います。
Q.自分のプレーを採点すると
今日はやられてしまった部分もあるので70点くらいかなと思っています。
Q.昨日のゲームは緊張して入ったか?
自分としてはいつも通りに入れたと思っています。後半に向けてギアが上がっていきましたが、チーム全体として入りが悪かったので、追いつけなかったという感じです。(気持ちの切り替えは)レギュラーシーズンと同じように、反省すべき点は反省して、忘れる部分は忘れるというイメージで気持ちを切り替えました。
Q.今日のホームアリーナの雰囲気は?
昨日よりも歓声がありました。ベンチにいる時とプレーしている時とで、ブースターの声量は聞こえる感じは全然違うので、プレーしている時は本当にその声援が後押しになっているので、確実にプラスになっています。