ファイナル vs 越谷GAME2 試合後コメント
日本生命B2 PLAYOFFS
FINALS 2023-24
2024.5.19 GAME2
滋賀レイクス 89-87 越谷アルファーズ
@滋賀ダイハツアリーナ
入場者4,691人
<HC&選手コメント>
ダビー・ゴメスHC
「レイクスファミリーの一員でうれしい」
今日は、このゲームに関して多く話す日ではありません。日本でベストなブースターがいて、ベストな選手もいて滋賀の街にもレイクスという組織も、自分にとってはハッピーです。情熱的でハードワーク、そして謙虚にやるというのが自分のコーチングスタイルです。ブースターのみなさんとコネクトして、規律を持って選手を律したり、スタッフと一緒に戦っていくなど、それがヘッドコーチとして優勝をゲットできた大きな理由だと感じています。ここから自分のキャリアの中で、たくさんの優勝を得られると本当にうれしいです。
ヘッドコーチとして初めて優勝を得たチームがレイクスで、そしてクラブにとっても初めての優勝という事で、滋賀はいつまでも自分にとって心にあるものです。選手からは毎日愛を伝えてもらいました。練習に行くのも楽しみで、全員がスペシャルな存在だと思っています。
家族に対しても感謝を伝えたいですし、釜渕さん(滋賀レイクス前社長)が自分をヘッドコーチとして選んでくれたことにも感謝の気持ちを持っています。他にも、日本に来て何も分からない中でサポートしてくれたかつての仲間も、今はここにはいませんが、自分にとっては重要な存在でした。そしてアツ(多治美篤AC)に対してもありがとうを伝えたいです。彼は日本でもベストなコーチになれる人材だと思っています。疑いはありません。そういったみなさんのサポートがあったからこそ、今日ここで優勝を得る事ができました。
Q.開始5分で10点差になった状況でタイムアウトをとりました。
簡単にスコアされ過ぎているという部分で、ファイナルはこのようにスタートしてはいけないと伝えています。自分たちは特にフィジカル的に強い状態で入ることができれば良いチームだというのは分かっていました。
Q.チャレンジが多かった今シーズンを振り返ってください。
コーチ陣と様々な会話を経て、色んなことを乗り越えた中で自分も強くなったと感じています。そしてテツ(柏倉)やキーファー(・ラベナ)、ブロック(・モータム)やJB(ジャスティン・バーレル)など常に責任感を持ってやってくれた選手にも助けられました。彼らは自分のことを気にして助けてくれました。ロッカールームには「他の人をケアしないといけない」「自分のためではなく他人のために必ず行動しなければいけない」というものを常に掲げていて、それが出来たのは自分たちがファミリーである証かなと思っています。これはチームよりもさらに大きな存在になる一つのコンセプトだと感じています。仕事の前に、ファミリーであることが最も重要だと思っているので、だからこそこのファミリーのために戦うとなれば、汗が尽きるまで最後まで戦うものです。
選手も含めて、みんなが倒れる覚悟で自分のためにファイトしてくれたので、逆に自分もみんなのために全てを注がないといけないと感じていました。全員が全員のことを気にして戦い続けられたことが本当にうれしいです。これは優勝より大事です。このコンセプトが優勝をヘルプするもので、これが無ければ優勝には意味がありません。練習に来るのにハッピーではないといけないと思っています。関係性の問題やエゴの部分で、スポーツの中ではこれは難しい部分もありますが、今シーズンはそれが全くなく戦い切れたのは良かったです。レイクスファミリーの一員でうれしいです。
Q.1シーズンを通してチームを作れた。
この経験は自分の将来の助けになるかなと思っています。自分は誰よりも自分を信じているので、今日ここで優勝を取った自分も、仮にクオーターファイナルで負けていたとして、その自分も全て同じコーチです。シーズンの最初から自分でやれるのは、本当にやり易かったです。自分のスタイルを、関係性を含めて、一つ一つ積み重ねることができました。昨シーズンは外国籍選手が入れ替わり、HCも何度か交代しましたが、今年はそれがありませんでした。これまで自分に関わってくれた人たちがいなければ、自分は今ここにはいません。
Q.4Q終盤に点差を詰められた中で、湧川選手をPGとして使った。
キーファーが足をつって彼を出せない状況だったので、そうなればハヤトでした。試合中のプレーを見ても、そのモーメントでボールを持つに値するに選手だと思っていました。ブロックのオフボールスクリーンが良い選択肢ではという判断もあったので、ハヤトのアタックがその状況での一番の武器でした。そこでリーダーシップを持ってプレーしてくれたハヤトには感謝です。
Q.大事な試合の締めに湧川選手を選んだ。
彼のタレント性の高さは誰もが知るところです。ブロックに対して非常にフォーカスがあったので、ハヤトでやるしかないというところがありました。
Q.湧川選手はチームで唯一、全試合出場。彼の成長と今後への期待は?
彼はこのシーズンを忘れないはずです。ルーキーの選手がこれだけ長くボールを持っているチームは日本にはないと思います。彼はとてもタレント性があるにも関わらずとても練習をします。昨シーズンは(ACとして)個人的に彼にワークアウトをしていましたし、コーチとしても彼の成長を助けられたのかなと感じています。だからこそ最高のプレーを見ることができました。彼はパスの仕方、見え方のレベルが非常に高いです。昨日話したように手の長さもあります。最初の一ヶ月はパスの練習しかしませんでした。それが結果につながっているかと思います。
Q.今シーズン初めて日本語で「勝ったぞー!」のマイクパフォーマンスをされた。
周りが信じていないことを、自分は絶対に信じられる力があります。毎日チームを見てきて、落ち着いていれば必ず優勝できると思っていたので、そのタイミングが来てしっかりと「勝ったぞー!」が言えました。
Q.ファミリーというチームコンセプトがあったからこそ、序盤の不調から立て直せた。
ファミリーであるから、そこから落ち着きを得て最後に優勝できたと思っています。家族のようにハードに戦いつつ、常に練習し続けて、互いを愛していれば必ず優勝できると思っていました。選手は常に僕をサポートしてくれましたし、それがファミリーです。特に悪い状況でこのコンセプトがヘルプになりました。うまくいかない時に、それを信じれば必ず良い方向に進むと思っています。より良くなるように動くことを考えるだけです。
Q.過去にチームとして結果が出なかった柏倉選手。レイクスで成長した部分は?
人間性やキャラクターは変わったと思います。昨シーズンはシャイな面もありましたが、自分が撃つ場面では必ず撃つ、自分が本当のリーダーだと証明してくれました。彼はすばらしいキャプテンです。自分がコーチをした中でもベストな選手です。そして彼は感謝の気持ちを色んな人に伝えられる人間です。だからこそコーチングしやすいですし、異なるレベルの選手になってくれました。
柏倉哲平&眞庭城聖
「自分を褒めてあげたい」(柏倉)
「ブースターの力であの3Pは外れた」(眞庭)
<柏倉>
本当に越谷さんもすばらしいチームだったのですごくタフなゲームでしたけど、ブースターのみなさんと一緒にチーム一丸になって、最後に滋賀で優勝を勝ち取れたというのはうれしいです。
<眞庭>
本当、越谷アルファーズさんはタフなチームだったと思います。正直、もうちょっと諦めモードで来るのかなと予測していて、そう来てくれたらありがたいなと思っていたんですけど、試合の入りから先制パンチを喰らって、松山くんの3Pシュートが連続で入るという。あそこでこっちもスイッチが入ったかなという感じで、そのまま最後までずっと接戦が続くという緊張感のあったゲームで。最後は本当にブースターの力で、あのエルジェイ・ピーク選手の3Pシュートは外れたと思います。
Q.柏倉選手へ。眞庭選手に助けられたと話していたが、具体的には?
<柏倉>
シーズンの開幕から、自分たちが少しなかなか結果が伴ってこない苦しい状態が続いていたんですけど、そういった時に率先してやり続けることの大切さだったりとか、自分たちがどこにフォーカスしてどういうチームを作っていかなければいけないかというところを、ミーティングの中でも自ら発信してチームのために言ってくれていましたし、みんなが見えるところだけじゃなくて、見えないところでも本当に、若手のなかなかプレータイムのもらえない選手への励ましだったりサポートだったりとか。もちろん自分に対してもなかなかパフォーマンスが良くない時に声をかけてくれたりとか、そういった時にチームに喝を入れる言葉だったりとか、本当に思い出したら思い出すだけ出てくるな~というか、自分も今までキャプテンをやってきましたけど、これだけキャプテンをしていて支えてくれた人はいなかったので、マニーがいたからやってこられたなというのをつくづく感じます。
Q.眞庭選手へ。髭剃りました?
<眞庭>
はい(笑)ルイージ風にいきました。ロッカールームでやりました。
Q.柏倉選手へ。キャリアで一番の瞬間を過ごされたと思うが、優勝の瞬間がどんな思いだったか。
<柏倉>
正直、滋賀に来てからもそうですし、その前からもそうでしたけど、自分のバスケット人生の中で苦しいことしか経験してこなかったので、やり続ければ報われるんだなというのは、本当に今日ブザーが鳴った瞬間に感じました。一番は去年B2に降格して、昨シーズンも一緒に戦ったチームメイトとかも絶対に悔しかったと思いますし、そういうチームメイトもシーズン中からたくさん応援してくれた中で、この昨シーズンの悔しさを知っているメンバーと、その想いを共有できるメンバーとこの優勝、B1昇格を勝ち取れたという瞬間が、自分のバスケット人生の中で一番うれしかった瞬間だったなと思います。
Q.柏倉選手へ。今日は積極的にドライブを仕掛け、昨日から一変しました。
<柏倉>
セミファイナルからファイナルGAME1まで、ここまで自分の中でリズムに乗れないというか、シュートが入らないというのは初めての経験だったので、決して何かが悪いというわけではなく、気持ちよく自分のリズムで打てている中で、これだけリングに嫌われたりというのが初めてだった中で、正直自分の中では開き直るしかないなというのが根底にはありました。試合前とかファイナルGAME1が終わった後もそうですし、今日のGAME2が始まる前もそうですけど、TEEとか森山とか大智とかもそうですけど、「今日はお前や、お前しかいない、ここまで来たら」とか、トレーナー陣も「入るよ」とか。周りがそう鼓舞してくれたので、もうここでやらなきゃ、滋賀で外を歩けないなと思って、本当に気持ちを入れて臨みました。良い方向に結果が傾いて、今はホッとしています。
Q.この初めての経験をどう感じているか
<柏倉>
本当に幸せ者だなと感じますね。もちろん自分を成長させてくれた滋賀に恩返しをしたいという気持ちで、昨シーズンもう一回チームに残ってやろうと決意した中で、本当に素晴らしいチームメイト、素晴らしいスタッフ、これだけ後押ししてくださるブースターの皆様がいて、本当にこれ以上ない環境というか、幸せな状況の中でバスケットをやらせてもらえて、尚且つ最後までホームで試合ができて、ここ滋賀であのシャーレを掲げることができて…本当に自分でいいのかなと思いますけど、嬉しかったです。
Q.眞庭選手へ。いろんな選手に慕われている感じがします。
<眞庭>
僕の中で意識していたのは上下関係を作らないということは最初からやっていて、「マニーと呼んでいいよ」とは言っていますし、あとは本当に自分が一番バカみたいなことをすることですね(笑)。そうすれば「こいつバカだな~」という感じからどんどん仲良くなっていけるので。
Q.柏倉選手へ。今季成し遂げたことについてどう感じているか?
<柏倉>
自分たちがB2に降格させてしまって、自分たちでB1へ上げるって強い気持ちで臨んだんですけど、本当に現実的になると最初は予想もしていなかったので。もちろん勝っていいこともたくさんありましたけど、苦しいこともたくさんあって、ただこのチームでキャプテンをやってきて本当に良かったなと今一番率直な気持ちというか。B1昇格と優勝を達成できたことで、少しはずっとキャプテンをやってきた自分を褒めてあげたいなと思います。
Q.柏倉選手へ。バスケットとの向き合い方で変化はあったか?
<柏倉>
自分の中で満足しないようにしようと今シーズンはずっと思っていました。チームが勝っているし、自分もちょっと活躍できたとしても、そこで満足したら本当にそこまでだなって。やっぱりこれからも自分はもっと高いレベルで挑戦していきたいと思いますし、常に日々成長じゃないですけど、やっぱり今のB1は本当に高いレベルになっていますし、そういったものを見ながら、自分から体づくりのところから成長できるように向き合ってきたつもりでです。
Q.眞庭選手へ。会場に飾られていた祝花はストリートバスケ関係がほとんどだった。
<眞庭>
ストリートからプロって全然なかったですし、その最後に僕を送り出してくれたストリートの先輩たちが「もう帰ってくるなよ」って感じで。でもすごい盛大にやってもらって、そこからここまでやってきたんだなというのをあの花を見てすごく思いましたね。感慨深いというか、歳もとりましたし。これだけやれたら十分かなと思います。
Q.来週はストリートでALL DAY(代々木公園でのトーナメント)もある。
<眞庭>
ファン感謝祭が晴れ(延期なく25日に開催できたら)だったら(ALL DAY)に行けます。もし行けたらALL DAYに出るつもりです。
Q.眞庭選手へ。試合後、田原選手と話した後に泣いていました。
<眞庭>
TEEと初めて山形で初対面の時、TEEが合流してきて「絶対昇格しましょうね!」みたいなことを言ってきたんですけど、今日はTEEが先に泣いて抱きついてきたんですけど、「やり遂げましたね!」って、そんな熱い言葉を言われてきて、それに対してもらい泣きしたっていう感じですね。山形時代も本当に辛いこともたくさんあったんですけど、本当にTEEは間違ってなかったなってところで、堪えきれなくなってしまいましたね。
全然泣くつもりもなくて、そこの瞬間だけ急に崩れましたね。試合展開がヒリヒリ過ぎて、泣くとか感情が全然追いつききれてなかったですね。
Q.眞庭選手のバスケ人生を一言で言うと
<眞庭>
一言かぁ…(しばらく沈黙)。でも、「楽しかった」しかないですね。上手いこと言えなくて申し訳ないですけど、本当に楽しかったです。
Q.滋賀で引退することは決めていた?
<眞庭>
正式に決まったのは5月1日です。(入団時点では)決まっていたわけではないですけど、漠然とですけど、そういう風には思っていました。タイミングは社長と話してです。「引退してください」ではなくて「どうしますか?」って選択肢を与えてくれたんです。その中で僕は引退しますと答えました。
Q.みんなにもプレーオフ前に伝えた?
<眞庭>
みんなに伝えたのは昇格セレモニーの時です。
Q.JBがジョークで先に引退宣言をしました。
<眞庭>
お前も?と思いました(笑)。全然みんな知らなかったので、たまたまでびっくりしました。お前マジで変な空気にしてくれたなって。JBも「本当ごめん」って(笑)
Q.あのセレモニーで他の選手も知った?
<柏倉>
僕はマニーと一緒に(スピーチ待ちで)座ってたんですけど、マニーが原さん(社長兼GM)と喋ってたから「どうしたの?」って聞いたら、「ちょっと一発芸かましてくるわ」って言ってきたんで「ここで?」と思ってたら、あれ(引退宣言)でした(笑)。よりグッときましたね。昇格してうれしかったのもあるし、マニー最後なんだって、やっと冷めてきたのがまたゴゴゴッて、あの時は本当に涙腺が崩壊していたので。
Q.勝って終わろうと言う気持ちに切り替えられた?
<柏倉>
もちろんです。本当にマニーのためにというのがあったからこの1週間、みんながリラックスしないでもう一回しっかりチャレンジしようとなれたと思います。
- 眞庭選手へ。最後のキャリアをホームで優勝して終えられた。
<眞庭>
なかなかないですよね。恵まれたなと思いますし、バスケの神様に感謝ですね。これ以上のストーリーはもうないと思います。
キーファー・ラベナ
「幸せ以上のもの」
勝ったことが全てだと思います。優勝は自分たちが本当に欲しかったものです。B1昇格の後を優勝で終えられたことは本当にハッピーです。それが全てです。
Q.滋賀での2シーズンは負けが多かったが3年間を振り返ってどんな思い?
ものすごくタフでした。プレーヤーとしては毎試合勝ちたいと思ってプレーしていますが、負けというのも学ぶための大きな機会です。特にこの3シーズン一緒に戦ってくれた仲間全員に感謝を伝えたいです。
Q.滋賀では降格と優勝を経験した。
(優勝は)全員のハードワークの結果だと思います。他のプレーヤー、スタッフもそうです。オフシーズンも含めて。だからこそ昨年から今年も成長することができました。昇格しただけでなく優勝も得て今年を終えることができました。この組織に居ことができたことを誇りに思います。
Q.シャーレを掲げた気持ちは?
幸せ以上のものだと思います。個人的には今季も含めてものすごくチャレンジがありました。それを乗り越えたなかでブースターのみなさんの前でああして掲げられたことをうれしく思います。
Q.昇格が決まった上でこの1週間はメンタル的にどうだった?
勝者というのはどんな結果を得たとしても満足しません。先週昇格という結果を得たとしても満足することはありませんでした。もうどんな状況でも勝ち続けることが、この結果につながったと思います。
Q.Bリーグでフィリピン人が多くプレーする中でタイトルを獲得しました。
カール・タマヨ選手が琉球で優勝していますが、たくさんのフィリピン人のファンの皆さんがこの結果に満足してハッピーになってくれると思います。自分も滋賀で優勝できたことは、フィリピン人としてたくさんの意味があると思います。
川真田紘也&湧川颯斗
「なかなか経験できない1年」(川真田)
「すごく濃い1シーズン」(湧川)
<川真田>
本当に、ギリギリの試合というか、決勝だけあってお互い譲らぬ勝負と言いますか、そんなに点差が開くこともなくギリギリの展開で、危ない場面もありましたけど、やっぱり最後は気持ちの部分で勝ったのかなと、それが優勝できた要因なのかなと思います。
<湧川>
昨日と同じようなゲーム展開にはなったんですけど、シーソーゲームが続く展開で、チーム一丸となって1試合を通して戦えた結果が、今日のようなシーソーゲームに勝ち切れたと思うので良かったと思います。
Q.川真田選手へ。昨シーズン降格から1シーズンはどうだったか?
<川真田>
もちろん気持ち的にはB1最短昇格や優勝がありましたけど、やっぱり言葉で言っても簡単にできることではなかったので、本当にこの1年間はうまくいった時も、いかなかった時もありましたけど、そういうのも全部含めてチーム一体となって優勝できて、B1昇格もできたと思っているので、本当になかなか経験できない1年を過ごしたのかなと思います。
Q 湧川選手へ。全試合出場でプレータイムも増えた。
<湧川>
この1年間は降格も昇格も優勝も味わえた1年で、本当にプロキャリア1年目からこうやってすごい経験をさせてもらえたことは、これからの自分にとっていい経験になりました。初めて1シーズンを過ごして、体の作り方だったり、オフの過ごし方だったりとかを学べたので、すごく濃い1シーズンになりました。
(B1は)また1個レベルが上がるというか、本当にトップのレベルなので、そこでまだ本当にできるのかも証明はできていないので、そこに向けて、B2優勝に満足せずこのオフシーズンで自分のスキルだったりを極めて、次の舞台でもできるように頑張りたいと思います。
Q 湧川選手へ。4Q残り2分でPGを任せられた。
<湧川>
キーファーがいなくなったので、自分が勝負をつけようというくらいの気持ちではコートに入りました。(ターンオーバーになったシーンは)ちょっと焦った部分はあったんですけど、まだ追いつける点差ではあったので、そこまでヤバいとはならなかったです。
Q.優勝のかかった接戦の終盤でPGとして試合をコントロールした。
<湧川>
やりがいというか、そこでPGをやらせてもらえるというところまで来たのは、シーズン最初に比べてだいぶ成長できたなというのは、試合が終わってからですけど感じています。
Q川真田選手へ。プレーオフは少しプレータイムを減らした。
<川真田>
もちろん自分が出て勝てるというのは選手であれば全員が思う理想だと思いますが、それなら、なんでチームなのかという話ですし、チームだからこそ僕が出て、いい時間があれば僕が出ますし、僕が出なくて違う選手が出た方がいい時間もあると思うので、そればっかりは得意不得意じゃないですけど、そういう相手もいますし、もちろん自分もまだまだ25歳で、色々なチャレンジやレベルアップができると思っているので。出て勝てるのが一番うれしいですけど、だからこそ次のシーズンはこういう風にならないように頑張ろうと目標を向けています。
Q川真田選手へ。レイクスの選手としては飛躍できた部分は?
<川真田>
今季は結構自分から得点を取りに行くプレーが増えたので、そういう部分は成長かなと思いつつ、でも正直、後半の方はそれを狙っていてもうまくいかない試合がたくさんあったので、やっぱり1シーズンを通してうまいことできていなかったところがあるので、得点を取れたという成長は見えつつも、もっともっとそれをコンスタントにやらなきゃいけない、リバウンドを取らなきゃいけないとか、やるべきこともたくさんあるなと感じました。
Q眞庭選手が引退、川真田選手は「長男」のように懐いていた。
<川真田>
もちろん本当にこの1シーズン、バスケ中もそうですし、バスケ外のところで一緒にワイワイやっていた先輩なので、もちろん寂しい気持ちもありますけど、だからこそ最後こうやってチームとして優勝という形で引退を迎えられたので、これが一番バスケ選手の引退の仕方で一番最高な終わり方だと思っているので、楽しく引退できて良かったね!っていう感じでしたね(笑)。一生の別れでもないですし、絶対にどこかで会えるので、楽しく終われればいいなと思っていたので、結果的に優勝できたので良かったです。
Q眞庭選手から学んだことは?
<川真田>
バスケ選手としてのあり方とか、やっぱりキャリアが37歳で現役をまだやっている人なので、こういうこともあった、ああいうこともあったという話をご飯を食べながらしたりとか、真剣な話もしたりしていたので、そういうところでたくさんのことを教わったかなと思います。
Q.湧川選手へ。今後の課題は?
<川真田>
(最後の外れた)レイアップだけやな、あの外したレイアップだけいけたら良かったな(笑)。
<湧川>
そう、(レイアップ入っていたら)全部良かったです(笑)。悪いところは決め切るところで決め切れなかったレイアップ、良かったところはシーソーゲームの中でガードとして攻めるところは攻めて、パスを回すところは回してというコントロールができたのが一番良かったことかなと思います。あれ(レイアップ)を決め切れば完璧でした。
Q.眞庭選手の引退を先週聞いた時、二人はどう感じたのか
<川真田>
B1昇格したぜ~~!って気持ちが強かったので、僕は。引退かー(拍手)みたいな感じでしたね。でもちょっと噂話ではあったので、でもあの場面でああいう風に言われて、1シーズン一緒にしてきた人だったので、もっと教わることはいっぱいありましたし、もっとやってほしいなという気持ちはありましたけど、でもマニーさんがそういう決断をして、多分やり切ったと思ってのことだと思うので、そこに対しては何もないというか、お疲れ様でしたと思いました。
<湧川>
自分もその時初めて聞きましたけど、びっくり(?)…しました?
<川真田>
びっくりもしてないかな。やけん優勝するしかないなって感じだったもんね
<湧川>
だから、そこ(昇格セレモニーのスピーチ)で自分が言った、マニーさんを優勝させられるようにというのが思ったことです。
Q.優勝セレモニーではどんな気持ちがあった?
<川真田>
やっとやり切ったぜーという感じでしたね。僕は途中怪我とかしたりしたんで。今シーズンはうまくいったこともあれば、正直僕自身の感じではシーズン後半にかけてはあまり良いプレーができていなかったので、そういう部分では悔しい気持ちはありました。でも優勝したら丸く収まるじゃないですけど、最後までバスケできたチームで優勝もできて、いっぱいありましたけど勝ったから全部良しという感じになりましたね。
<湧川>
自分もやり切ったというのが一番感じたことです。自分も最初はそんなに良くなくて、後半に徐々に上げていけれた感じで、でも本当に60試合+プレーオフで、短いようで長かったシーズンだったので、やっと終わったじゃないですけど、本当にやり切った感じでしたね。
Q.二人とも優勝したら泣くと言っていたが…
<川真田>
確かに
<湧川>
うれしさが勝っちゃいましたね
<川真田>
そうだな、今日はもう飲むぞ~~!と思ったんで。泣きませんでしたね。結構みんな泣いてませんでしたね。TEEさんとマニーさんだけ抱き合って泣いてたんで、「泣いてるわ」って。最後に整列した時も逆サイドを見てもみんな笑顔だったんで。うれしいことには変わりないので良かったです。
Q.川真田選手から見た湧川選手の成長は?
<川真田>
そうですね。今日の(試合後の)インタビューとかはちょっと面白かったですけどね。「レイアップ外して」とか、こんな冗談を言えるようになったんやって。最後ちょっと見えましたね、インタビューの部分では。でも本当に、プレーもすごく、湧川選手が60試合とプレーオフでこれだけ出ているということは、それだけ期待されているということでもあって、まだまだ20歳なのでもちろん学ぶべきことはたくさんありますし。やっぱりプレーを見たら「あ~~」って思うことはたくさんあります、まだまだ若いので。でもそれが18歳で特別指定で入ってきてから、ここまで本当にすごいスピードで成長しているので、まだまだ成長の余地ありだと思っているのでどんどん頑張ってほしいですし、インタビューの部分ももっともっと面白いこと言ってほしいなと思います。