【高校】オフトレ訪問70(完) 秋北信1回戦(不戦敗)・北信連合 一人でもできることを 連合再始動
昨夏と同じ須坂東・北部・坂城・長野高専で組んだ北信連合は、秋の北信大会初戦を出場辞退し不戦敗となった。冬場は各校で課題に向き合い、3月中旬になって連合としての活動を再開した。
↓ 20日に予定していた練習試合が悪天で中止となりランニングする北信連合ナイン
須坂東は、2年生の田尻祐聖のみ。秋は3番ショートに入った攻守の要、田尻は壁当て捕球をしたり、素振りをしたりと、「一人でもできることをやってきた」。1年春に入部した時点から正規部員は田尻のみだったが、「須坂東の野球部をつなぎたかった」と、伝統を紡いできた。
北部は2年生が2人。重めの木製バットを振り込んでスイングスピードアップに取り組んだり、ウエイトなどトレーニングもこなしたりしてきた。連合でも主将を務める雲野天稀は、本来は捕手だが、チーム事情で投球練習もしてきた。雲野主将は「投手と二人三脚でテンポのいい試合展開にしたい」と心掛ける。
長野高専は最多の2年生1人、1年生3人。唯一の2年生大塚笑主将は「冬は個々の課題に特化した」と言い、大塚主将は「体が小さいので筋トレなどで7㌔ほど増やした」と成果が出た。連合のエース山科剣人(1年)はストライクゾーンで勝負できる。
坂城は2年生2人と1年生1人が所属。それぞれに課題に向き合ってきた。連合チームは、3月中旬になって再始動したところ。春の大会には、この枠組で出場する見込み。連合で指揮を執る太田景将・北部監督は「実戦を通じてここから固めていくが、すべてで課題。各チームではできない走塁や打球判断は特に大切になる」と、週末活動の限られた中でチームを形作っていく。
(今季の「高校オフトレ訪問」は終了します)