エロいボディペインティングとエロくないボディペインティングを決定する条件—そろそろ刑法174条(公然わいせつ)と175条(わいせつ物頒布)を見直しませんか?[補足編 2]-(松沢呉一)
「公共の場で開催されているキンタマもスジも丸見えのイベント—そろそろ刑法174条(公然わいせつ)と175条(わいせつ物頒布)を見直しませんか?[補足編 1]」の続きです。
ロシアに裏切られました
ここまで見てきたように、あるいは以前からに「ビバノン」では繰り返しているように、欧米+αの国々の裸のとらえ方と、我々日本人のとらえ方では大きく違います。
私らは、日本が欧米+αの国々の仲間に入れていると錯覚しがちですが、この点ではロシア、あるいは中国、韓国などのアジアの仲間なのです。こっちのグルーブがあっちのグループの足を引っ張り、Facebookの対応があっちでは批判されています。本当に申し訳ない。
と思っていたら、ロシアでもWBF系のボディペインティング・コンテストをやっているではないですか!!!
小さなサポーターみたいなものはつけていますけど、ロシアには裏切られました。同じグループではなかったのです。
この中のこの人がステキ(上の動画のサムネイルの人のケツ側)。
Red Light District。日本語で言えば「紅燈街」、つまりは売春エリア。 アムステルダムの飾り窓がテーマです。ボディペインティングというより「欽ちゃんの仮装大賞」に近いものを感じないではない。
大邱(テグ)国際ボディペインティング・フェスティバル
ロシアは地理的にはアジアにまたがっていますし、人種的にはモンゴロイド系も多数いるわけですが、文化圏としてアジアとは言い難いですから、所詮、あいつらは別ものです。ロシアなんてほっといて、アジアの雄としての日本はアジアの国々と歩調を合わせましょう。
ところが、日本語で「ボディペインティング」を検索すると、トップに出てくるのは、テグ・インターナショナル・ボディペインティング・フェスティバルです。韓国にも裏切られました。
2008年からやっているので、今年で11年目。
これもWBFのようにコンテスト形式で、ボディペインティングのコンセプトも近い。遠目からはそうしていたところでわかりませんから、ロシアと同様パンツを履いているか、前貼りみたいなものをしているようなので、韓国・ロシアは同じ仲間。日本はそのグループには入れてもらえず、中国・北朝鮮と同じ仲間です。
日本はコスプレが発展したため、ボディペインティテング分野が手薄になったということもありそうですが、その結果、裸がいよいよ遠ざかったとも言えます。もし日本でこういうイベントがあって、全裸ペインティングをしているのがいたら、カメラ小僧たちはこぞって見えにくい乳首とスジを探して写真を撮りそう。私もそうしそう(笑)。
テグ・インターナショナル・ボディペインティング・フェスティバルのサイトを見たら、写真のトラブルはやはり多いようで、出演者は撮影を拒否できると書かれています。そういう配慮をしないと、乳首やスジを見なれていない国民は暴走します。
下着をつけているボディペインティングとつけていないボディペインティテングでは、後者が格段といやらしいということはない。そこはそんなに変わらないのですが、いやらしいボディペインティテングというもの存在しています。何がそれを決定するのかを見ていきましょう。
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