他地域と明らかに違う高円寺の異常なマスク率–コロナ気分からワクチン気分へ[8]-(松沢呉一)
「ポーランド・ハンガリー・中国で進むLGBTの弾圧—コロナ気分からワクチン気分へ[7]」の続きです。
厚労省の「マスクをはずそう」の呼びかけにもかかわらず、マスク率は春から変化なし
昨日は夕方からあちこちフラフラしていたのですが、夕方でも暑かったなあ。
今年も熱中症で倒れる人が続出して、亡くなる人も多数いそうです。そのため、厚労省も「マスク着用により、熱中症のリスクが高まります」「マスクをはずしましょう」と呼びかけていますが、屋外でもマスクをした方がいいようなことを言う人たちがわんさかいたのに、いまさら外せって言われてもねえ。周りに合わせることが主要な行動原理になっている人たちも、周りがしているのにマスクは外せないでしょう。
数カ所でマスク率をカウントしてみたのですが、明るいうちは駅の近くでも住宅街でもノーマスクは100人中1人か2人。春に比して数字に変化なし。
最高で4人。これは落合です。うち2人は蓮っ葉な感じのギャルでした。やるな。この時は彼女らが数字を上げてましたが、4人は異例です。
最近私は外国人にいきなり話しかける癖がついているので、ちょっと買い物に行くにもマスクをしていることが多いのですが、話しかける時以外は下げています。昨日も電車に乗る時と人と話す時以外は下げてました。
私同様、マスクを下げている人は完全ノーマスク以上にいましたが、合わせても100人中10人には届かない。それも自己決定ですから、熱中症になって救急車で運ばれ、死ぬことを含めて好きにすればいいかと思います。自分で判断して行動することを拡張できなかったこの国の必然です。
※厚労省・熱中症予防より
高円寺の異常な数字
夜は高円寺にいたのですが、高円寺は異常。いろんな意味で高円寺は異常ですが、マスク率が異常。ノーマスクは最高9人。下げている人と合わせて18人が最高値で、何度数えても、両者の計が10人を切ることはありませんでした。
以下はカウントしていないですが、パル商店街のガールズバーのやる気のない客引きの女の子3名は全員ノーマスク。高架下でギターの弾き語りをしている女子もノーマスク。
高円寺はさすがです。熱中症対策完璧。厚労省推奨の街。夜でしたけど、昼でも夜でも、屋外では、これでいいのです。
入口を密閉していない飲み屋は人が密着しない程度にはどこも人が入ってました。酒を飲むと、声が大きくなって、距離が近くなったりしますけど、それも自己決定。自己決定の街、高円寺。
若い世代だけではなく、お年寄りでもノーマスクはチラホラいて、あの街ではどちらかを選択しやすい。周りがどうあれ、もともと自分で選択できる人が住民に多いと言いますか。健全な街です。
※壁も扉もなく、実質外で飲んでいる状態ですから問題なし
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