「アサシン クリード シャドウズ」発売中止を求める署名—文化盗用とパクリ[19]-(松沢呉一)
「「アサクリ シャドウズ」はエロゲーにして出せばいい—文化盗用とパクリ[18]」の続きです。「付録編」だの「蛇足編」だのの区分けがよくわからなくなってますが、今回は文化盗用もパクリもどっちも出てくるので、本編で。
「アサシン クリード シャドウズ」の発売中止を求める署名
「アサシン クリード シャドウズ」の発売中止を求める署名が始まってます。
このSSは昨日のもので、本日22時現在27,000筆を超えています。しばらくの間は盛り上がっていなかったのですが、昨日から急速に増えています。国外でも取り上げられているため、それらしき名前も増えています。
この署名に対しては、国内外で批判も出ています。「発売中止を求めるのはやりすぎ」「気に食わないなら買わなけれればいい」など。わざわざ批判するほどのことではないにせよ、私にも躊躇があって、ここまで署名してません。
まだ間違いをリストアップしている段階であって、それを拡散することによって、「これはおかしい」と気づく人たちが増え、その結果、発売中止になるのはいいとして、署名の人数を笠に着て、いわば圧力によって中止に追い込んでも、ヤツらは何が悪かったかを学ぶことはないでしょうし、支持している人たちも「自分らが正義なのに、力で潰された」と恨むだけです。
UBIソフトのCEOイヴ・ギルモの被害者ヅラ
しかし、ここ数日、この考えを改めるしかなくなりました。いかに丁寧に説明しようとも、彼らが間違いを認めることはあり得ず、今なお支持している人も同様だと思えます。
UBIソフトのCEOであるイヴ・ギルモがインタビューで呆れた発言をしています。
このインタビューでは、自社を自画自賛し、「アサシン クリード シャドウズ」を宣伝した上で、こう言ってます。。
YG:私が今懸念しているのは、一部のチーム メンバーやパートナーに向けられた悪意のある個人的オンライン攻撃です。Ubisoft は、これらの憎悪行為を可能な限り強く非難するとともに、業界全体やプレイヤーにも非難を呼びかけます。私は、チームやパートナーの素晴らしい仕事に誇りを持って協力し、彼らの創造的な選択を常に信頼しています。私たちは皆、ビデオ ゲーム制作に注がれる努力と才能を称賛すべきです。
その努力と才能に疑いが生じていて、揃って才能がない連中が、調べる努力もしないで、コピペで作り出された「ろくでもない仕事」を史実に基づいたものとして売ろうとしてしていることが批判されていることはなかったかのように、被害者ヅラです。しっかり批判を受け止め、それに対しての具体的な回答をした上で、「悪意ある攻撃」を控えるように呼びかけるならいいですが、加害者が被害者ぶってんじゃねえよ。
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