松沢呉一のビバノン・ライフ

スシローから訴えられそうな台湾の女子大生バカッター/「アサシン クリード シャドウズ」発売中止を求める署名その後—文化盗用とパクリ[20]-(松沢呉一)

遠藤周作著『黒ん坊』の映画化を希望する—文化盗用とパクリ[20]」の続きです。

 

 

台湾の女子大生バカッター

 

vivanon_sentenceパソコンがイカれたことはお伝えしましたが、とりあえずディスプレイで見ることにして、苦境は乗り越えました。デカい画面は見やすくて、老眼鏡いらずです。ゲームもやりやすくなります。

当面はこれでいいかな。持ち歩くことができないですが、持ち歩く機会なんて年に1回あるかないかですので、その時はディスプレイも背負って運びます。

さて、先月の報道ですが、台湾の「スシロー」で、18歳の女子大生がペットのヤモリを醤油皿の上に置いて写真を撮ってSNSで公開した件を台湾メディアで読んでました。

 

2024年6月26日付「Yahoo!新聞

 

日本のバカッターと同じで、範囲を限定して公開したのですが、見た人が「ひどい」と一般公開して炎上。台湾の特定班が彼女を特定して、大学にも抗議が及んでいます。

その皿をレーンに回したわけではないですが、自分のテーブルの上に置いただけでも気持ち悪がる人は多いでしょう。逃げたらどうするよ。

気分の問題だけでなく、野生の爬虫類にはしばしば寄生虫がいて、皮膚にも細菌がいます。何世代も飼っていればそのリスクは減りますが、ヤモリの出自なんて、他の人にはわからんです。なんにせよ、ペットを食い物屋に連れてくるだけで不衛生であり、私は犬猫でも嫌です。その辺でウンコやシッコをするかもしれないですし。

台湾でも日本のペロペロ君騒動は大きく報じられてましたから、大学生にもなれば、こんなことをしたら、どうなるのかわかっていてしかるべきであり、スシローは法的手段を取ると発表。多くの人がこれを支持していて、「もしこれを放置したら、もうスシローには行かない」と宣言する人も出ています。

 

 

台湾でも「アサシンクリードシャドウズの発売中止を求めます」の署名が話題

 

vivanon_sentenceといった記事を検索していたら、私の関心事を把握しているGoogleが、「アサシンクリードシャドウズの発売中止を求めます」の署名を取り上げている台湾メディアを表示しました。

 

2024年7月2日付「gamebase

 

以前から、このゲームメディアは以前から「アサシン クリード シャドウズ」への批判を取り上げており(このメディアが批判しているのではなく、日本での批判を取り上げています)、ざっと自動翻訳で読む限り、内容は正確です。中国と日本の区別ができないUBIソフトにとっては意味がないかもしれないですが、日本以外の地域に拡大するのはイヤじゃないですかね。

英語圏の反応でも、署名を取り上げているゲーマーは多く、署名効果は抜群です。

 

 

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