日本人を意味なく惨殺し、実在の神社を御神体ごと破壊することで、中国市場で売る気か—「アサシン クリード シャドウズ」の中華化が止まらない-(松沢呉一)
日本を理解していないのでなく、わざと中華寄りにしている?
昨年までは「フランス人やカナダ人は、日本と中国の区別がついてねえ」と言われていたものですが、だんだん「わざとじゃないか」との意見が強まってます。私もそんな気がしてきています。
とくに最新の以下、
これは有料パックの宣伝動画です。「3千円ほど出せば特別な武器や乗り物を使えるので、買ってね」と。
オプションにしても、「龍を出すとすべてぶち壊しだ」との意見が日本以外でも出てます。龍だとしたら完全なファンタジーであり、タイムトラベルして、現代に移動できるオプションもつけて欲しくなりましょう。
しかし、私は龍のように装飾された馬だと思いました。龍のコスプレをした馬だと思った私としては、あからさまに中国風であることの方が気になりました。日本の神社では、手水場で小さな龍が水を吐いているところを見られますが、ひとつとしてないとまでは言えないないにせよ、赤い龍となるとなかなか見られず、長崎くんちの龍踊(じゃおどり)や横浜、神戸の中華街くらいじゃないでしょうか。
真っ赤ではないですね。龍が金玉を追いかけるのか。
長崎くんちの龍踊は、江戸時代に、異国風情として長崎に住む中国人たちによって演じられたものが始まりなので、日本の伝統ではなく、今見ても中国の祭りであり続けてます。服装も中国だし、「チャーパー」の掛け声も中国語の「招宝(チャウバウ)」からきたものだそうです。
日本でも、神社の鳥居の本殿が赤や朱であることはよくあって、赤胴鈴之助のような剣道の赤い防具も実在していて、赤い甲冑も同様ですが、これだけ赤で揃えると、どうしても中国になるものです。中国人がどう見るかわからないけれど、日本人が見ると中国。
中国人はホントに赤が好きで、縁起物にはだいたい赤が入ってますし、赤壁の建物もよく見ます。日本人にとっては赤茶といった色に見え、赤錆みたいで全然きれいではないですが、中国人にとっては「いい色」のようです。
中国人に買わせることしか考えてないのでは?
「アサシン クリード シャドウズ」の実際の作業は、外注先である中国や韓国のスタジオが担ったとの説が出ています。UBIソフトはDEI採用のため、「仕事ができるヘテロの男」より「仕事ができない女や同性愛者」を採用してきた結果、自社内ではゲームをまともに作れず、大事な作業は外注です(推測です)。
下請けだと、丁寧に日本の文化や歴史を調べる余裕はない。インターネットで適当に検索し、それらしい画像を拾って切り貼りをしたと考えると、中国風風景、中国風建造物、中国風人物がやたらと目につくことも、中国語字幕をつけてしまったことも納得しやすい。
UBIソフトのスタッフも、チェックできるほどの知識はありません。前回出てきたUBIソフトのサイモン・ルメイは日本のことを調べる過程で、やっと日本では建物の中に入る時に靴を脱ぐことを知って驚いたそうです。そんなレベルです。今も地図を開いて「日本はどこにあるか」と問うと、フィリピンを指すでしょう。
UBIソフト関係者は「以前から日本を舞台にしたゲームを作りたかった」なんて言ってますが、全部嘘です。今も興味なんてないでしょう。一人だけでいいので、日本人スタッフを雇用しておけば少しはマシだったのですが、社を挙げて日本が嫌いですから、しょうがないですわね。
もともとそうだったのが、ここに来て中華化がいっそう加速しているのは、「どこに向けて売るか」の方針を変化させたためではなかろうか。当初は日本で売ることを考えていたでしょうが、この調子だと、叩くためにアンチが100本くらい買っておしまい。
これ以上、日本では売りようがないので。弥助が中国風の衣装を身につけ、中国風の竜と共に日本人を次々惨殺し、神社を破壊できるゲームとして中国に売り込むしかない。
中国のゲーム市場は巨大です。日本の比ではないですから、日本に敬意を払うより、日本を貶めて、中国人に喜んでもらうゲームにすべえ。そう考えたに違いありません。
中国で日本人を殺すと死刑になります。万引きや野菜の窃盗くらいなら、日本語がわからないふりをすれば書類送検されないのが日本。でも。人を殺して中国に逃げ帰るのに失敗すればさすがに無罪放免にはならないので、殺したくても勇気は出ない。このゲームで日本人を殺す欲求を満たしたい中国人は1千万人くらいはいるでしょう。これで採算が取れるかも。
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