最上あいこと佐藤愛里の婚約者、油井大顕の思惑を推測する—3月19日の「月刊 生き違い新聞」で話したこと-(松沢呉一)
「月刊 生き違い新聞」第6号のご報告
昨日の「月刊 生き違い新聞」第6号のご来場いただきまして、ありがとうございました。
今回は、日程が早く決定していたので、いつもより告知を増やしてみたら、いつもよりお客さんが多く、ネパール居酒屋の打ち上げに行った人もいつもより多くて、これからは早く日程を決定して公開していこうと思ってます。
昨日は大量の血便を出した話、福田君の引っ越しの話などから始まって、もっとも時間を費やしたのは最上あいこと佐藤愛里が殺害された事件と、その周辺の話でした。
「ビバノン」では書いていなかった内容をこちらでも書いておきます。
水商売経験が長いにせぽよが、水商売における「裏引き」について説明してくれました。「裏引き」は店を通さず、ホステスと客が直接金銭のやり取りをすることで、ほとんどの店で禁止。
「裏引き」は大きく3種に分けられます。ひとつは「10万くれたら一晩付き合ってもいいよ」とセックスの代価として金を得ること。店としては禁止でも、これは商行為が完結しているので、揉めにくい。
ふたつめは「売掛が焦げついて困ってるの」「いくらだ」「300万」「出してやるよ」という具合に、客が見返りなく金を出す。見返りがないとは言えども、これで「はい、さようなら」というわけにはいかず、少なくともその客を特別扱いをするってもんだし、下心が露骨に出てくる客もいるでしょうが、カッコつけたプライドがあるので、「あの金返せ」にはなりにくい。
そして、みっつめは借金です。返ってこなくても気にしない人はいるでしょうけど、貸した側の事情次第、金額次第であって、一律に「借りたものは返さななくていい」なんてルールは存在しないし、結果、返済を諦めることはあるにせよ、返せるだけの収入があっても返さないのは非難されましょう。
で、にせぽよ自身、客にヴィトンのバッグを買ってもらったことがあるだけ。これは店も容認することが多く、「裏引き」とは言われず、彼女の知っている範囲で「裏引き」をやっているのを聞いたこともないとのこと。店を裏切る行為だし、トラブルの元ですから、案外、事例は少ない。とは言え、「水商売従事者」の母数が多いですから、探せばなんぼでも出てきます。
こうやって整理をすると、最上あいこと佐藤愛里の悪質さがわかりやすくなりますが、店という存在がセーブしない配信者では、個人の壊れたモラルが生々しく出やすい可能性があります。配信者が事務所に所属していれば、事務所がセーブしますけど、婚約者の油井大顕自身が壊れてますから、加速するだけでした。
✴︎油井大顕のXアカウントより
佐藤愛里の婚約者、油井大顕の思惑
婚約者の油井大顕については、「何をしたくて名乗りを上げたのか」と多くの人が疑問を呈しています。佐藤愛里が亡くなったその日に名乗りを上げ、「取材対応開始のご報告」なんて文書も出していますから、。
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