中居正広、中嶋優一、反町理、日枝久はもはや私らの仲間—次回の「月刊 生き違い新聞」は4月18日(金)-(松沢呉一)-(無料記事)
第三者委員会による報告書
中居正広による「事件」を契機とした第三者委員会の報告書が公表されましたが、全部読んでからにしようと思ってペンディングにしてました。長いので、まだ最後までは読めていませんし、さんざん話題になっているので、もう私が事細かに触れるまでもないか。
ざっくりとした感想を言うと、日弁連による定義に則った第三者委員会は容赦がなくていいですね。そりゃ、心当たりのある人たちは調査に協力したくないっしょ。私もフジテレビでなんか仕事をしたことがあるようなので、なんぼでも協力しちゃるけど、話せることが何もありません。
つくづく私の知っているテレビ局は、テレビ局の比較的健全な部分だったんだろうなと実感しています。放送される内容はお下劣だったとしても。もっとも視聴率が低く、よってもっとも予算がない深夜枠だったわけですが、動く金の大きさに比例して人間性が堕落していく法則です。
そういうはぐれたパートもあるにはあって、フジテレビのすべてがエロ狂いと喜び組ってことはないですが、局員に関して言えばたいていはそうなんじゃないですかね。
とくに報告書で悪質さが確定した編成の中嶋優一は懲戒解雇相当でしょう。そうしないと収まりがつかないし、金がないフジテレビとしても、解雇して退職金を節約したいはず。彼は公開の場で何も語っていないし、言いたいこともありましょうから、「月刊 生き違い新聞」にゲストで出てはどうか。ギャラは3千円。
反町理が急浮上
これまで注目されていなかったゲス・キャラとして浮上したのが反町理。私はテレビを長らく観てないので、名前を聞いても誰かわかりませんでしたが、写真を見てわかりました。
BSで長丁場でワンテーマを扱う番組は、YouTubeに出るので、日テレだったら右松健太、TBSだったら松原耕二、テレビ東京だったら豊島晋作といったように、キャスターの顔と名前がすぐに出てきますが、フジテレビとテレ朝は印象が薄い。
フジテレビとテレ朝はYouTubeに出してないのかもしれないですが、顔を見て、「何かのテーマで、このおっさんはいいことを言っていたな」と思い出しました。何を言っていたかは覚えていないですが、YouTubeで公開はしているようです。
どんだけいいことを言っても、もうおしまいです。
中居正広の件とは直接関係ないのに、反町理が大きくクローズアップされたのはフジテレビの隠蔽体質を明らかにする格好の例だったためで、私は知らなかったのですが、2018年の段階で「週刊文春」が報じていたんですね。
仕事を利用して迫り、冷たくされると報復。議論の余地がないセクハラ。公に処分することをしなかったにしても、表に出すことだけでも控えればよかったのに、フジテレビは反町理を起用し続けました。
解任は必須であり、他局で起用されることもあり得ないでしょう。彼は公開の場で何も語っていないし、言いたいこともありましょうから、「月刊 生き違い新聞」にゲストで出てはどうか。ギャラは3千円。
日枝久はフジテレビの相談役を退任し、フジメディアホールディングスの相談役を6月に退任。他にも様々な役員をやっているので、それらを通じて権力を振るうことがあり得ます。それらを引き続き維持する判断があってもいいのかもしれないですが、今まで通り、表に出てこないのはさすがに許されないでしょう。言いたいこともありましょうから、「月刊 生き違い新聞」にゲストで出てはどうか。ギャラは3千円。
「月刊 生き違い新聞」向きのゲストが量産されています。