松沢呉一のビバノン・ライフ

大阪関西万博の楽しみ方—今週金曜日(4月18日)は「月刊 生き違い新聞」-(松沢呉一)-(無料記事)

 

大阪関西万博開幕!

 

vivanon_sentenceそう感じるだけかもしれないですが、この間から書いているように、ホントに情報の消費スピードが速くて、何もかもが話題になってはあっという間に消えていきます。

で、今日驚いたのは、大阪関西万博です。もう開幕したのか。何もかもが話題になってはあっという間に消えていく時代にあって、話題になることなく始まって、話題になることなく終わりそうです。

興味がない私だから盛り上がりを知らなかっただけかもしれないですが、こんな私でも、そういうもんがあることくらいは知ってました。

3ヶ月くらい前だったかな。福田君が面白いイラストのトートバッグを持ってます。

「これ、いいね」

「万博のロゴですよ」

ああ、そういえば見たことがあったかもしれない。でも、福田君や私が「気持ち悪くて好き」と感じるようなロゴは一般には受けない。私らに受けるようじゃ万博は失敗だな。生き違い万博

福田君は頻繁に大阪に行っているので、万博が身近なのかもしれないですが、その福田君もロゴが好きなだけで、万博には興味がなく、行く気はありません。

「タダ券が回ってきたら行くかもしれないけど」

期間限定の前売りが4,000円、開催後の平日券6,000円、全日使用可が7,500円。これがタダになれば得をした気がして、浮いた金で豪遊できますからね。

でも、新幹線代や宿泊代がかかるし、どうせ中でもいっぱい金がかかるでしょうから、タダ剣をもらっても私は行かないわ。タダ券を誰かに1,000円で売って豪遊します。

 

 

大阪関西万博はヘルメットが必須

 

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先々週だったか、銀行に行った際に、待ち時間に行内を見ていたら、万博のポスターが貼られていました。銀行も、どっかのパビリオンに融資したり、協賛したりしているのでしょうね。

パンフを置くホルダーもあったのですが、パンフはありませんでした。銀行の待ち時間には格好の暇つぶしなので、持って行く人が多いみたい。補充されていなかったため、私は詳しいことを知るきっかけを逃したまま、開幕を迎えてしまいました。

さっき検索してみたら、トラブル続きなんですね。

 

 

一気に崩れて、多数の人が海に流されかねない。

工事が遅れて、5カ国のパビリオンが開幕日に間に合わなかったくらいで、どれもこれも突貫工事のようです。

とくに危険視されているのは「石のパーゴラ」なる休憩所で、総重量90トンの自然石をケーブルで吊るし、これが日陰を生む趣向です。なるほど、「いつ落ちてくるのか」とヒヤヒヤして涼しくなるわけです。

設計事務所は安全性を強調してますが、いかに机上の計算では安全だとしても、施工が杜撰だったら落ちるべ。納期に間に合わせるために、あっちゃこっちゃに危険が散りばめられてますので、万博に行く時はヘルメットを着用し、酸素ボンベを背負い、崩落しそうな建造物や逃げ場がないくらいに混み合った場所は避けた方がよさそうです。

それに、氏名や生年月日、電話番号、所属先、医療情報、SNSのアカウントとパスワードまで提出しないとチケットが買えなかったり、パビリオンの予約ができないってどういうこと? 個人情報をどっかの企業やどっかの国家に販売して赤字を埋めるってこと? 

興味がないので、詳しく調べる気にならんですが、んなところに行くくらいなら、今週金曜日は高円寺パンディット2へ

 

 

 

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