東海学園大-愛知東邦大 1回戦 観戦記(2024年春季愛知大学リーグ1部2部入替戦)
6月1日にパロマ瑞穂球場で行われた1部2部入替戦、東海学園大-愛知東邦大の1回戦の観戦記です。
2年前に入れ替わったチーム同士が立場が逆になっての対戦となりました。
東海学園大
000130020|6 H9 E1
000000000|0 H8 E0
愛知東邦大
東学大
高橋(18)-大洞
愛知東邦大
森(18)、松田(19)、川本(14)、杉村(20)-市岡
投手成績
東学大
高橋一壮 9回 125球 被安打8 四球0 三振5 失点0
愛知東邦大
森楓真 4回2/3 103球 被安打4 四球5(1) 三振6 失点4
松田寿翔来(八幡商 3年) 3回 66球 被安打3 四球1 三振3 失点2
川本大輔(市和歌山 1年) 1/3 13球 被安打1 四球1 三振0 失点0
杉村翔(市立船橋 1年) 1回 15球 被安打1 四球1 三振0 失点0
(出場選手)
東学大
7横道(9) 8清水(1) 5安並(25) 4友田(10) 6榊原(8) D辻(38)→H前川(37)→R佐野(4) 3瀬尾(7) 2大洞(22) 9藤森(26)
愛知東邦大
9寺田(3) 4尾間(6) 5河合(5) 7清水(24) 3毛利(10) 8福森(8) D田中(26) 2市岡(9) 6柳瀬(1)
(試合経過)
2回裏、5番毛利がエラーで出塁も牽制でアウト。6番福森が内野安打。盗塁を決めて1死2塁。7番田中のセンター前の当たりを東学大の清水が好捕しセカンドランナーは飛び出していてダブルプレー。拙攻の形になります。
4回表、1死満塁からワイルドピッチで1点。東学大が先制。1-0
5回表、2死満塁から4番友田が走者一掃の3点タイムリー2ベース。2死1,2塁でピッチャー交代、松田。4-0
8回表、1死1塁から8番大洞のタイムリー2ベース。2死2塁でピッチャー交代、川本。2死1,2塁から2番清水がタイムリー。6-0
9回表、ピッチャー交代、杉村。
東海学園大の高橋が完封。東海学園大が1部復帰に王手をかけました。
総評
東海学園大の高橋投手は実績十分の好投手。この日はボールも走っていてMAX148kmをマーク。ただ、愛知東邦大打線も序盤から結構ヒットを放って塁上はにぎわして、高橋投手にプレッシャーはかけていきますが、東学大のバックもよく盛り立てて得点を許しません。
愛知東邦大の先発は1年生の森投手。1年生ながらリーグ戦の開幕投手も務めた投手で、2回表に1死3塁のピンチを背負うもここは6番辻選手7番瀬尾選手を連続三振。3回まで0点で抑えます。
ただ、4回くらいから徐々にボールがばらつき、4回は申告敬遠も含めて3四球で満塁となり、ここでワイルドピッチで失点。
5回表は2死から連打と四球で満塁。4番友田の初球がボールになったところで、田中監督がマウンドへ行き、ここは交代しなかったものの、次の球もボールとなったところで審判に交代を告げにいきますが、これが通らず(一度マウンドに行ったあとはそのバッターを完了するまでは交代が出来ない)。結局続投したところで友田選手が走者一掃の3点タイムリー2ベースを放ち、かなり試合が決まった形になりました。
高橋投手はかなり序盤からランナーを出しては慎重な投球をしていたのですが、4点もらってからは余裕が出てテンポも良くなり、結局最後まで投げ切って完封。さすがという投球を見せてくれました。
打線も4年生の清水選手、友田選手が活躍。この日は3人の4年生が引っ張った試合でした。入替戦は4年生の活躍は不可欠。色々な意味で大きな勝利でした。
愛知東邦大は高橋投手を攻めていたのですが、先制出来ず。4回まで毎回得点圏だったのですが・・・。
森投手は粘っていたので責められないかと。1年生ですしね。
打線では4年生の寺田選手、毛利選手がマルチ。3年生の福森選手もマルチでした。
やはり上級生に意地をみせてほしいですね。
ピックアップ選手
東海学園大 高橋 一壮 投手(愛産大三河 4年)
MAX148kmをマーク。被安打は8ありましたが、無四球というのがやはり完封の秘訣、ですよね。バックの好守備もありましたし、高橋投手の時は絶対に勝つというチームの気迫も感じました。
東海学園大 友田 雄貴 内野手(浦和学院 4年)
4番セカンドで出場。最初の打席で2ベース。これで警戒されて次の打席は申告敬遠。満塁での3打席目に走者一掃の3点タイムリー3ベース。キャプテンとして結果でチームを引っ張りました。
東海学園大 清水 裕仁 外野手(享栄 4年)
2番センターで出場。4打数3安打1四球と素晴らしい仕事。4年生としての意地を感じました。
愛知東邦大 寺田 将馬 外野手(市岐阜商 4年)
1番ライトで出場。2ベースを含む2安打のマルチ。4年生の気持ちの強さを感じました。
愛知東邦大 福森 夕騎 外野手(啓新 3年)
6番センターで出場。2安打のマルチ。盗塁もありましたが、2回の飛び出しは結果的には痛かった。
愛知東邦大 森 楓真 投手(市岐阜商 1年)
先発して3回まで無失点。4回くらいからちょっとコントロールがぶれだして、5回途中で降板。まっすぐは141kmをマークし、三振も6つ奪っていたので、能力の高さを感じる投手です。
東海学園大 鈴木保 監督 談話
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