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愛知県高校野球2年生の有望選手特集① 誉 モレチアレシャンドレ投手“原石の光る先”

最初にその存在を耳にしたのは、2024年2月に行われた誉高校への取材の際。矢幡真也監督と2022年のソフトバンクドラフト1位となったイヒネイツア選手の話をしていた時だった。
「今の1年の中にハーフの長身で面白い投手がいるんだよ。まだまだ完成度は低いけど」。

本名:モレチ アレシャンドレ。父がブラジル人、母が日本人のハーフとなる。国籍はブラジル。ただ日本生まれの日本育ちでブラジルに住んだ経験は無い。
その大きな原石の投手は身長が190㎝、体重が84㎏と魅力たっぷりな体格。
身長については最近測っていないから「まだ伸びているかも」と本人談。
この体格から現在MAX144㎞のスピードボールを投げる存在は、東海地区を担当するNPBスカウトの間で早い段階から密かに話題となっていた。

冬の取材の時にもその大きさで目立っていたモレチ投手

新チームとなり、秋の地区大会を間近に控えた8月1日、2日。モレチは2日連続で対外試合に登板した。ともに先発マウンドである。1日の試合では特に四球が多く(5イニングで9四死球)、その修正のため翌日も登板したという。2日目は修正の甲斐もあって荒れ模様の球は改善を見せ、4者連続三振という結果も出す。2日間で8イニングを投げてトータルの三振数は12。MAX138㎞。いい面悪い面両方をみせた登板となった。

修正して好投を見せた8月2日の登板の様子

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