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大森石油(愛知県)-北陸ガス(新潟県)観戦記(2024年中部日本都市対抗軟式野球大会)

11月14日にパロマ瑞穂球場で行われた第3試合、大森石油-北陸ガスの観戦記です。
大森石油は愛知県西部代表。他の愛知勢に続けるか注目して観戦しました。

大森石油
000000030|3 H5 E1
000000000|0 H2 E0
北陸ガス

大森石油
齊藤(19)-堀井

北陸ガス
西村(11)、高井(18)、佐久間(19)、長谷川(14)-高野

投手成績

大森石油
齊藤烈矢 9回 98球 被安打2 死球1 三振7 失点0

北陸ガス
西村勇輝 4回2/3 57球 被安打1 四死球2 三振2 失点0

高井涼 3回 38球 被安打3 四球0 三振1 失点2

佐久間拓弥(新潟大 33歳) 1/3 12球 被安打1 四球1 三振0 失点1

長谷川輝(東京学館新潟-東京情報大 1年目) 1回 23球 被安打0 四球1 三振1 失点0

(出場選手)

大森石油
D寺沢(24) 6松岡岳(3) 4宝楽(1) 3熊谷(27) 5石坂(7) 8財前(0) 9西野(9) 2堀井(5) 7松岡拓(10)→R藤田(4)→7

北陸ガス
8山田(21) 4田村(6) 7捧(24) D平石(25) 2高野(10) 3門藤(17) 6大橋(1) 9須坂(23) 5野澤(7)

(試合経過)

5回表、2死1塁でピッチャー交代、高井。
5回裏、2死まら6番門藤のボテボテの当たりが内野安打に。これが北陸ガスは初ヒットでした。
8回表、1死2塁から9番松岡拓がタイムリー2ベース。2死2塁でピッチャー交代、佐久間。2死1,2塁から3番宝楽が2点タイムリー3ベース。大森石油が3点先制。3-0
9回表、ピッチャー交代、長谷川。
大森石油が勝って2回戦進出を決めました。

総評

お互いにヒットがなかなか出ない投手戦となりました。

大森石油の齊藤投手はボールが走っていて、スピードも140km/h中盤をマーク。危なげない投球が続きました。5回裏2死までパーフェクト。初ヒットはボテボテの当たりでしたが、ヒットになって本人が悔しそうにするくらい。ノーノーをやってやるくらいの感覚だったかもですね。

北陸ガスも先発の西村投手が5回途中まで1安打に抑えるも、そこから継投。多分元々決めていたのだと思いますが、リリーフの高井投手も7回までは抑えていて、力のある投手が多かった。

8回表に大森石油が先制しますが、ここは先制打を打った松岡拓選手が素晴らしかったですし、堀田監督がポイントに挙げた、交代直後の2番松岡岳選手の四球も大きく、そこから3番宝楽選手のダメ押し2点タイムリー3ベースにつながった。点を取るのが終盤になりましたが、こういう攻撃は次の試合にもつながっていきそうです。

北陸ガスは投手陣が踏ん張って接戦に持ち込みましたが、打つ方が2安打では厳しかった。投手陣はよかっただけに打線の奮起を期待したいですね。

ピックアップ選手

大森石油 齊藤 烈矢 投手(生光学園-中部学院大 2年目)

先発して9回を2安打完封。100球も切ってマダックスも達成しました。140km/h中盤の球を投げて、ヒットらしいヒットは9回の田村選手の1本のみ。これまでは大事な試合は長島投手が登板していましたが、今後は齊藤投手にも回ってきそうですね。

大森石油 松岡 拓良 外野手(東大阪大柏原-大阪産業大 5年目)

9番レフトで出場。8回表に先制のタイムリー2ベースを放つ。キャプテンとして結果でチームを勝利に導きました。

大森石油 宝楽 健吾 内野手(PL学園-東洋大-セガサミーー香川OG 29歳)

8回表にダメ押しとなる2点タイムリー3ベースを放つ。こういうところで打てるのがさすがですね。

北陸ガス 西村 勇輝 投手(日本文理-法政大準硬式 3年目)

先発して5回2死1塁で降板するまでヒット1本に抑える好投を見せました。ストライク先行でしっかりと抑えていました。

北陸ガス 田村 昌大 内野手(新潟明訓-日大 31歳)

2番セカンドで出場。9回にヒットを放ちましたが、ヒットらしいヒットはこの1本でした。

北陸ガス 高井 涼 投手(中越-東農大 5年目)

5回2死1塁から登板し、球威のある球で打者を押し込みました。8回に捕まりましたが、130km/h台の球は威力がありました。

大森石油 堀田真 監督談話

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