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西村が試合後のロシターにかけた言葉とは? リスペクトの教科書がそこにあった<コラム>

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4月第1週に行なわれたアルバルク東京と千葉ジェッツの試合でも、ライアン・ロシターはいつもとおり、対戦相手にもリスペクトの念を抱きながらプレーしていた。

現地観戦していた人が挙げた以下のXの投稿も、そんなロシターの性格を表すものだ。

この投稿を見ると、GAME1でセバスチャン・サイズコートのオフェンス・チャージングによって倒された千葉ジェッツ・瀬川琉久の頭を、ロシターが守っていることがわかる。大前提としてサイズが瀬川の頭を蹴るつもりはなかったはずだが、偶然、頭を蹴ってしまうシチュエーションは起こりうる。だから、ロシターは、対戦相手の瀬川の頭を守ってあげた。

もちろん、彼は相手チームに勝とうと試合中には激しくプレーする。しかし、試合が止まっているときには、バスケを愛する選手として、敵、味方関係なく、けが人が出ないように気を使う。それが日本に来て、12シーズン目を迎えているロシターという選手だ。

その姿勢はアルバルクに来る前、宇都宮ブレックス時代から変わらないものだ。思えば、彼の帰化が認められた後、初めて日本代表に選ばれたときのこと。選んだ背番号は0番。日本代表を長くけん引してきて、当時のロシターのチームメイトだった田臥勇太がかつて背負っていた番号だった。あのとき、ロシターは、田臥へのリスペクトを込めて、0番を選んだのだ。

そんなリスペクトのある選手に対しては、その選手と同じように他者へのリスペクトを抱いている選手との絆が生まれる。

 

今回の試合のGAME2のバスケットLIVEの動画にもはっきりと映っている(2時間12分42秒)ように、試合終了後、西村から何やら声をかけられて笑顔を見せるロシターの姿が確認できる。

いったい、西村からどのような言葉をかけられたのか?

 

(残り 2102文字/全文: 3153文字)

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