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千葉ジェッツ対サンロッカーズ渋谷GAME1速報コメント他<試合記事>

4月12日、B.LEAGUE 2023-24 SEASON

千葉ジェッツ対サンロッカーズ渋谷GAME1

<試合結果>

千葉68-70渋谷

試合後の各コメントは以下の通り。

グリーソンHC

「非常に残念な結果になってしまったんですけど、試合の流れの中で、やはり勝つ機会はいくつかあったかなと思います。チームとして(数人が)欠けている選手がいる中で、みんな一生懸命に戦ってくれましたし、気持ちを込めて、最後まで戦ってくれたんですけど……。ところどころ、本当に良いバスケットボールを見せることができたんですけど、最後の1分で遂行を(上げないといけない)。勝ちを最後に見いだす力を見出さないといけないかなと思っています。ただ、試合を通して、みんなの気持ちだったり、戦い方は本当に良かったなと思いました。試合の中で勝つチャンスはいくつかあったと思っています。試合の流れの中でオープンなレイアップを外してしまったり、フリースローをしっかり決め切れなかったり、オープンスリーを3回もエアボールにしてしまったり。そういう小さいところで、相手にチャンスを与えた場合にあったのかなと思います。何かが1つ、と言うわけではないんですけど、チャンピオンシップに勝つにはチームで戦わないといけない。もしかしたら、(ここまで多く)勝ってきたチームは1人のスコアラーがメインになったりもするんですけど、このチーム1人(のその日の調子)がダメだったら次、ダメだったら次、というふうにシステムを作っていきます。その中で、今回はちょっと怪我人が多く、特に一気に(ケガが)起きた部分もあるので。そこで(選手が)抜けながらちょっとリズム崩してしまった部分はあると思うんです。そこはチームとして、しっかり作り上げて行けたらいいなと思っています。チームの強みが何かをしっかり把握して、その中で作り上げていかないといけないと思っています。例えば、富樫選手はビック&ロールが好きですし、彼がいない時間帯になるとオフボールの動きが多くなったりする。今日に関しては、オフボールの動きでシューターがしっかりオープンになる場面があったと思うんですけど、そこではシューターが自分の仕事として打ち切るというのが彼らの役割でもあるんです。ただこのプロセスと言うのは、1個ずつ積み重ねていくことがすごく大事で。いろいろなことを混ぜないといけないかなと思っています。チームの中で、何が特長で、何が強みでというところをしっかりと拾い集めて、形として作っていかないといけないかなと思います。渡邊選手に関してはオフボールの動きが上手だったりしますし、そこで(パスを)もらって出来ることもありますし。富樫選手に関してはビック&ロールを(上手に)使える。色々な選手の特徴を全部積み重ね合わせ、そこからシステムを作り出していくのも大事かなと思っています」

原選手

 

40分間、メンバーがいない中で、チームとして戦えたんですけど、最後の最後で、やはり、渋谷さんのほうが1枚上手だったなと言う印象です。あとは、メンバーがいない中で良い試合をしても、やはり、この終盤は勝ち負けがすごく大事なので。明日はしっかり勝って……。チャンピオンシップに向けて、勝っていきたいと思っています。(千葉の戦術についてピック&ロールを多用せずにオフボールのスクリーンが多いためにユニークだという相手HCの指摘について)正直、僕はオンボールスクリーンでも、オフボールスクリーンでも、チームのコンセプトはどっちでも良いと思うんです。1つのスクリーンで、しっかりとズレを作ったりとか、スイッチさせてミスマッチをつくとか、そういうところを、チームとしても個人としても、もっともっと、やっていかないといけない。シーズン序盤はそこはやれていた気がするんです。ただ負けが結構続いて、セットプレーとかは結構増えていく中で…。結構、個でどうにかなっているのかなと。だから、オンボールスクリーンでも、オフボールスクリーンでも良いんですけど、しっかりとスクリーンをかけてズレを作るとか…。Bリーグは本当に特殊なので。今日とかは特に、渋谷さんがやっていましたけど、インサイドに強い外国籍選手に日本人がついたときには、そこをやはり狙ってきます。別にそこにパスが入らなくても(そこから相手チームの守備の)ズレを作って、そのズレを日本人のペリメーターとかがアタックしたほうが、やはり効率が良いので。そういうのをしっかり……もう10試合(と少ししか)ないですけど、やっていかないと優勝できないのかなと感じています。今日とかもやはり、後半…いや、試合全体で細かいところをしっかり遂行することが(できなかった)。ただ頑張るだけではなくて、やはり賢くプレーすることも大事です。自分たちの弱みを消しながら守ったり。自分の役割を徹底して攻めたり(が大事)。あとは、相手の強みを出させる、つまり相手のセットプレーを遂行させたうえで守るのではなくて、その前にもっと(自分たちの守備で)スイッチしたり、ハードにディフェンスしたり(して、相手の望むプレー自体を出させないことも大事になってくる)。そういう前半からの積み重ねが……。(今日の試合の)点差は2点ですけど、最後がこうだとかではなくて、前半からしっかり細かいところを突き詰める必要があるのかなと思います」

 

パヴィチェビッチHC

「まずは本当に強い相手である千葉ジェッツさん、本当に強いホームコート、そして、素晴らしいこの環境のなかで、我々の選手たちが1勝をもぎとってくれたこと。そこについて、おめでとうという言葉をかけたいと思います。OFDFもディティール、細かい部分が(勝負を分けるシーンが)すごく多かった試合だったと思います。我々も千葉さんも、ゲームをしっかり作ろうという流れのなかで1試合がすぎていった試合だったと思います。ここまで(約)32分間、我々がリードをしていたわけですけど、一方で5分間、6分間しかリードを奪っていなかった千葉さんが、あのような形で戻ってくるということは、少し予測はしていなかった部分ではあります。各Qをみていくと、終わりのところでは2点差だったり、4点差、3点差……。最後も2点差です。各Qの終わりだけをみると僅差で終わっていたなと。そのなかで、我々が大きくリードをしていた部分というのがあったんですけど、そのリードが続かないのは何故だったのか。もちろん、千葉の選手たち、そして戦術が素晴らしいのは間違いないです。ただやはり、我々が落としてしまった部分というのもすごく大きかったなという風に思います。ですが、この2チームとも、最後、どちらが勝つかわからない。そうなったときに、我々のチームが本当に、しっかり競争心をもって1つ1つのプレー、そして勝つためのプレーにこだわって最後までやってくれた。だからこそ、こういう風な勝ちが取れたという風に思います。千葉さんゾーンをしけてきたんですけど、印象として、そこまでゾーンをやってくるチームではないかなと思っていたので、我々はそこまで(ゾーンに対しるオフェンスを)用意していなかったんですけど、そこのDFのカバーリングをしっかりとらえて、そのなかでも、しっかりと、そこのゾーンに対して、上手く、攻められたのではないかなと思います。千葉さんのオフェンスはすごくユニークだなとおもっていて。グリーソンHCはスクリーンゲームを多用する傾向があるチームだと思っています。みなさんもご存じのとおり富樫選手のピック&ロールは、日本でも一番、二番を争うくらい上手な選手です。私が日本に来てから、日本バスケ界の主流はピック&ロールゲームに変わってきたなと見ています。そのなかでも、動きのなかで、スクリーンゲームをやっているなというところが、(千葉は)すごくユニークなチームだと思いました。日本バスケット界の中では、これだけスクリーンを(たくさん)使ってというのはすごくユニークです。そのような(スクリーンゲームを基本とした)フレックスオフェンスというのは私がプレイヤーだった頃は主流でした。ボールがないところで、しっかりオープンを作ろうというのは、私がプレイヤーのときには教わっていたものなんです。ただ、そういう(千葉の戦術は)、千葉の選手にすごく合っていると私は思っています。何故かと言うと、たくさんのシューターがいるということ。そして、フレックスオフェンスの中でもバリエーションがすごく多いです。(スクリーンの)ユーザと、スクリナーがどんどん変わることができる。自分がシューターにもなれるし、自分がスクリナーにもなれる。そういう選手がすごく揃っているので。DJホグ選手がスクリーナーから急にユーザになったり、金近選手もシュートを打つのかと思ったら、今度はスクリーンをかけてきたり。そういうふうに選手が役割を急に変えてくる。それがすごく、我々としては難しかったです。我々のような対戦相手としては、(その対策が)1日では本当に足りないくらい、頑張って準備をしない限りは抑えられないようなオフェンスだと思っています。そういう意味で、日本のバスケットボール会の中ではユニークで、他とは少し違うチーム、違う部分があるのかなと」

 

田中選手

「千葉さんはもちろん、このリーグの中ではタレント力があって、すごく良いチーム。それはみなさんご存知だと思うんです。怪我人もいますけど難しい試合になると思っていましたし、簡単にはいかないだろうと(思っていた)。リードを奪って上手く試合を進められていたと思うんですけど、最後に追いつかれてしまって、どちらに転ぶかわからないゲームの中で、何とか、今日勝ちを取れたというのが自分たちにとって大きな試合だったかなと思います」

 

 

 

 

 

 

 

 

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