【Lions report】高橋光成投手が3年ぶりの完封で見せた新境地。「今日は余力があったんで行けるかなと」。
3年ぶりの完封勝利を挙げたエースの高橋光成投手。「後半に弾みがついた」と試合後には手応えをつかんだ様子だった。何が良くて、以前までとは異なっていたのか。試合後の囲み取材から駐車場での独占インタビューで聞いた。(取材・文 氏原英明)
ーー久しぶりの完封勝利
高橋 いつだろう。覚えてないです。9回まで投げられたのはいいことですし、みんなに助けてもらって、気持ちが作れて投げ切ることができました。今日はすごいいいペース配分、また新しい自分になれたかなと思います。
――今日もイニング間のキャッチボールをしなかった。
高橋 ちょっとでも球数を減らす目的です。気温が高いので、体が冷めないですから。
――9回のマウンドに行く時に演出がありました。
高橋 あれは痺れましたね。最高っすね。鳥肌が立ちました。違った力が出たというか。球速も上がりましたし、すごく良かったです。
――ランニングホームランを阻止する場面もありました。
高橋 頼むという思いで見届けていました。ドンピシャでしたので、本当にありがたいなと思います。
――ブルペンで増田投手も用意していましたけど、志願されたんですか。
高橋 そうですね。最後まで行きたい気持ちは8回から出てきました。僕自身、出力が上がっていて、9回まで投げる体力ありますし、もっと球数を抑えられたらベストですけど。今日はすごいいい形だったと思います。

完封の高橋光成投手。終始笑顔だった。
――変化球をうまく使っていた印象
高橋 強・弱というか。また新しいスタイルが出せたかなと思います。
――この2試合、不本意なピッチングが続いていて、その中で、スタイルを直されたんですか。
高橋 あんまりフィードバックはしない。反省しますけど、そこに対してネガティブなところはなかったですね。
――左足のステップ幅を短くされました。
高橋 そこは変わってないです。
――前線の最後の登板をいい形で締めくくれたのは後半に弾みがつきますか。
高橋 そうですね。また、明日は隅田がいいピッチングをして、後半に繋げるいい雰囲気にしていきたい。
――松井監督は8、9回の両方とも志願してくれたとおっしゃってました。完封はかなり意識した。
高橋 点差が点差だったので、本当に1球1球、投げ切るという気持ちでした。
――チーム全体として投打のバランスがかみ合ってきた。
高橋 そうですね。すごいいい雰囲気ですし、さあ、明日、勝って、後半に繋げたい。
以下、駐車場でのぶら下がり取材
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