限界突パ

西武・高橋光成「どの球種でも勝負できる自信がある」。2試合連続完封勝利の試合後一問一答。【Lions report】

高橋光成

西武・高橋光成が25日のロッテ戦で17試合目の先発。9回を投げて5安打無失点に抑えて完封勝利を挙げた。1シーズンに複数の完封勝利を挙げるのは初めてのことで、試合後の高橋光は終始笑顔だった。以下は試合後の囲み取材と独占インタビュー。(取材・文 氏原英明)

――9回にマウンドに向かう時の演出に鳥肌が立つといっていましたが、前回に続いて今回も同じパターンになりました。
高橋 疲れました。はい。でもやっぱり力が湧いてくるような感覚がまた今日もあったので、ファンの皆さんに感謝したいです。

――自身初の2試合連続完封
高橋 9回まで投げ切るというのは魅力ですし、ちょっと球数は多かったですけど、僕自身レベルアップしている証拠だと思います。あとはリカバリーをしっかりして、次に備えたいです

――序盤に古賀捕手と話し合う場面がありました。
高橋 いえないです。秘密の話です。普段からコミュニケーションをとるようにしていて、求めているサインを出してくれるようになってきた。それはコミュニケーションがしっかり取れている証拠だと思う。

―――9回はポランコ、山口選手に対して連続三振。あれはスライダーですか。
スライダーです。

――一発出れば同点でしたけど、どんな気持ちでいましたか。
高橋 もう力を出しきることだと思って。抑えることしか考えてなかったです。今はどの球種でも勝負できる自信があるので、選択の幅あるかなと思う。

――9回以外はほとんどチャンスらしいチャンスを作らせなかったと思うのですが、そのあたりは
高橋 リズム良く投げられたのでよかった。

――完投する回数が増えてきたと思うんですけど、どういう要因が一番大きいですか。
高橋 そうですね。秘密です。みんなするようになっちゃうから。冗談です。でもやっぱ僕自身の出力が上がったのもそうですし、ゾーンの中でしっかりと勝負ができている証拠だと思う。今後も続けていきたい。

――球速も最後、155キロが出たりしていましたけど、出力だったり、ペース配分がしっかりできている。
高橋 あそこは出し切りなので、僕自身もギアを上げましたし、ファンの皆さんの力を借りてそれがボールに乗り移った感じですね。

――クオリティスタートという指標がありますけど、高橋さんはもっと先を見据えて投げている感じがする。
高橋 1球1球のの積み重ねだと思っていて。そんなに最初からプランは立ててないです。1球1球打者に向かっていく姿勢の積み重ねだと思ってます。

――2試合続完封でマイティ・ソーにも近づいた?
高橋 完封して近づけるのなら無理しても投げるかな。冗談ですけど。

――以前、試合前に炭水化物を摂るっていっていましたけど、今日は?
高橋 めっちゃ食べたっすよ。玄米とうどんといも類とか炭水化物の死ぬ気で食べています。勝負なんでそこは。

――1シーズンの複数完封は初めて。
高橋 嬉しいですね。続けたいです。

――あえて今日の課題を挙げるとしたら。
高橋 難しいな。今日はいいイメージで終わりたいです。また、動画を見たりとかして、キャッチャーと話し合えば(反省は)出てくると思うので、今はリカバリーして次に向かってこうと思います

――ロッテには8連敗していて光成投手は今回初対戦でしたけども、そのあたりの対策はありますか
高橋 いや、僕自身初めてだったので、自分のパフォーマンスを発揮するというとこだけ意識してやりました。

――試合終了後はサヨナラヒットみたいに水を掛けられていた。
高橋 そうですね。栗山さんがやってくださった。バッターにはそういうのがあるけど、ピッチャーにはなかったので、これから流行るんじゃないかなと思っています。

ここからは独占インタビュー

――スライダーは球速を色々変えて投げていますか。

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