限界突パ

パ・リーグ制覇の裏側は新陳代謝だった?25歳以下が躍動したオリックス、楽天・ソフトバンクは世代交代の遅れ。

オリックスの圧勝で幕を閉じた今年のパリーグこそ、組織の新陳代謝、世代交代で明暗分かれた1年はありました。

2位以下に15.5ゲーム差以上を突き放したオリックスは、世代交代を完了させて黄金期へ。三連覇を牽引した強力投手陣の主力は20代。なかでも25歳以下は充実です。エースの山本由伸を筆頭に、宮城大弥、山下舜平大、東晃平、小木田敦也、山﨑颯一郎、宇田川優希は25歳以下でした。

いっぽう、3年ぶりに王座奪回を目指したソフトバンクや、ぼくが定点観測する楽天はベテランと心中、指揮官の首が飛ぶ事態に(正確には契約満了につき退任)。防御率4.91の34歳が派手に炎上を繰り返してもローテで投げ続ける。田中マー君じゃなければ、即2軍行きです。控えめに言っても異常でした。

というわけで、野村ID野球で《野球を記録で語るおもしろさ》にドハマリしたしばかわコラム5回目は、パ・リーグ各球団の世代交代はどれだけ進んだか?をお届けします。

チーム全体の中で25歳以下選手の出場数を確認します。投手は投球回、打者は打席数。今年の誕生日で25歳以下の選手が対象です。また、各球団25歳以下の投打成績も表にまとめました。

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