限界突パ

西武の開幕戦勝利。1安打1得点のベテラン金子侑司が開幕前に語ったブーイングのこと「元気を出しいく」の意味。

西武が10楽天を下し、開幕戦勝利を挙げた。

先発した今井達也が7回を投げ抜き被安打2無失点の好投。甲斐野央、アブレイユという新しい勝利の継投を見せて逃げ切った。今季はこういう試合を制していくのだろう。日本屈指の先発陣がゲームを作り、少ないチャンスでもぎ取った得点で逃げ切っていく。まさにそんな勝利だった。

そんなチームの開幕戦スタメンで1番を務めたのが金子侑司だった。昨季は7月のトレードデッドラインを境にファーム落ち。そこから1軍に上がることなくシーズンを終えた。試合中にスタンドからヤジを飛ばされるなど苦しいシーズンだった。

春季キャンプは2軍スタートだったが、オープン戦の中盤に1軍に合流して結果を残して開幕スタメンを勝ち取った。この日は1安打で1盗塁。唯一の得点を挙げたのも金子の出塁からだった。

金子は開幕前の取材で今季に向けてこんな話をしている。

ーー久しぶりの1軍のゲーム。どんな気持ちですか。

金子 キャンプからずっと準備してやってきました。この日から1軍に合流するということだんで、怪我しないように体を作って、オープン戦の最後しっかり結果出せるようにと思っています。

ーー昨季はすごく悔しいシーズン。今までの中で一番ですか、

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