限界突パ

オフシーズンが変化。2軍スタートが絶望ではない理由。【キャンプスタート直前コラム】

2月1日から12球団が一斉にキャンプをスタートさせる。
昨季のパ・リーグ最下位だった西武が通常の日程に戻したから、久々の一斉スタートだ。

シーズンオフを経てこれから本格的なシーズンへ向けて動いていくが、ここ近年は「オフのあり方」に変化が生まれてきている。

ソフトバンクの近藤健介は同僚や後輩らを引き連れて徳之島ので合宿を敢行。「打撃技術」の向上を掲げ、さらには動画配信アプリ「イチナナ」でライブ中継をするなどその様子を届けた。

近藤健介だけではない。メジャーリーガー・菊池雄星の後輩たちで構成された自主トレメンバーは「平良組」「光成組」に分かれて、それぞれ石垣島と菊池雄星監修の施設「K.O.H」でトレーニングに勤しんだ。

全国各地、様々な地域で12球団の選手たちがパーソナルトレーナーを伴ってトレーニング合宿を敢行しているというのが今の時代だ。

「オフシーズン」や「自主トレ」は死語と言っていいほどで、「トレーニングキャンプ」という言葉が望ましい。

近藤のような更なる自己研鑽をする選手がいる一方、多くの場合、昨季の課題克服がメインだ。レギュラーを取れなかった選手は、その課題をどう克服するかを念頭に入れて、合宿に取り組む。昨季、よもやの「0勝11敗」に終わった高橋光成はこんな話をしている。

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