限界突パ

取材したい選手に西武のあのホープを選んだワケ。

さて、今日はちょっとお仕事の真面目な裏のお話をしたいと思います。

先日、専門雑誌からお仕事の依頼の電話かかってきました。最近、僕が西武ライオンズに精通してるからっていうのもあるんですけど、いろんな何て言うのかな。「この企画やりたいんです」「この選手インタビューしたいんです」っていうよりも「何かできませんか」っていう依頼が増えてきたなって思うんですね。もちろん、この会社だけではなくて。

本当にもう時代が変わっちゃったなみたいな感じで、編集者のあり方が変わってきて、ライター任せになるっていうことが多くなってきたなと思うんすよね。そこにはもちろん、良い面も悪い面も両方あって、僕はやっぱり自分的には悪くないんでいいのかなっていうふうに思ってますけど、僕は編集者だったらそういうふうにはならないかもしれない。ライター主導で動かないですね。

書き手としては、そうやって信用してもらえるのはありがたいっていうのはあります。で、今回は週刊ベースボールの定期コーナーで、野球浪漫っていうのがあるんですよ。鮮度のある粋のいい選手のインタビューを深掘りしていって、選手の野球にかける情熱だったりとか、そういうものを表現していくっていうものだったりするんですけど、かつては若手のホープが多かったんですけど、最近は変わってきています。

去年の11月に書いたときは源田壮亮選手だったんです。だから、今、あのコーナーはどっちかというと、注目されている選手が多いです。最近出てきたニューカマーであるとか、苦労人とかそういうのを取り上げるケースが昔は多かったんすけど、最近は結構主力選手が多い。そんなコーナーです。去年11月の源田選手なんかはまさにチームが低迷していてね、その中でどんな気持ちでプレーしていたのかを盛り込みながらの特集でした。過去には荻野貴司選手とか、井上晴哉選手を書かせてもらったりしました。もっと昔を遡れば巨人の吉川大幾もありました。

で、今回は編集者からこの選手のインタビューじゃどうでしょうかっていう提案があったんですよ。で、その選手はあえて名前を伏せさせていただきますけど、ガチの主力投手です。しかし、僕はちょっと渋い顔をしました。理由は

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