補欠校からの代替出場でセンバツ準優勝!近江の正捕手だった大橋大翔が語る快進撃の軌跡
開幕前日に新型コロナウイルスの集団感染により、京都国際の出場辞退があった3年前のセンバツ。その代わりに出場したのが滋賀の近江だ。
直前での出場にも関わらず、エースで4番で主将の山田陽翔(現西武)の活躍もあり、県勢初の準優勝。補欠校からの代替出場としても過去最高の結果を残した。
この大会の主演男優賞が山田なら、助演男優賞と言える活躍を見せたのが捕手の大橋大翔だろう。1回戦の長崎日大戦では1点ビハインドの9回表に同点打を放ち、準決勝の浦和学院戦では延長11回裏にサヨナラ3ラン本塁打でチームを決勝に導いた。
今回は佛教大で野球を続けている大橋に代替出場からの流れや長崎日大戦の一打などについて振り返ってもらった。
プロフィール
大橋大翔(おおはし・だいと)
2004年9月1日生まれ。滋賀県米原市出身。中学時代は湖北ボーイズで前田悠伍(ソフトバンク)とバッテリーを組む。近江高では2年夏から3季連続で甲子園出場。2年秋から正捕手となり、3年春の準優勝、3年夏の4強入りに大きく貢献した。現在は佛教大でプレーを続けている。
開幕直前で代替出場
前年夏の近江は甲子園で4強入り。しかし、大黒柱の山田が右肘を疲労骨折してしまい、秋は登板することはできなかった。
山田を欠いた投手陣は近畿大会で苦戦を強いられ、2試合で17失点。明治神宮大会で大阪桐蔭が優勝して、近畿からは7校が出場できることになっていたが、県3位であることと失点数の多さが気がかりだった。
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