京滋ベースボールパーク(KBP)

サヨナラ3ランが野球人生初の柵越え!近江OBの大橋大翔が伝説の一打を回想

2022年のセンバツで代替出場から準優勝の快進撃を成し遂げた近江。その中で名勝負に挙げられているのが準決勝の浦和学院戦だ。

5回裏に大黒柱の山田陽翔(現西武)が左脚に死球を受けながらも熱投。同点の11回裏に女房役の大橋大翔がサヨナラ3ラン本塁打を放ち、劇的勝利で決勝進出を決めた。

現在は佛教大でプレーを続けている大橋にあの一戦を振り返ってもらった。

プロフィール

大橋大翔(おおはし・だいと)

2004年9月1日生まれ。滋賀県米原市出身。中学時代は湖北ボーイズで前田悠伍(ソフトバンク)とバッテリーを組む。近江高では2年夏から3季連続で甲子園出場。2年秋から正捕手となり、3年春の準優勝、3年夏の4強入りに大きく貢献した。現在は佛教大でプレーを続けている。

脚の痛みを感じさせない山田の力投

準々決勝まで3試合連続完投の山田はこの試合も先発。4回表に4連打を浴びて2点の先制を許したが、その裏に5番・岡﨑幸聖(現愛知大)の適時二塁打で1点を返す。

追い上げムードが漂う中、5回裏、二死一、二塁と長打が出れば逆転の場面で4番の山田に打順が回る。その2球目、相手投手の投球が山田の左脚を直撃。その場にうずくまり、立ち上がることができなかった。

(残り 1350文字/全文: 1862文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ