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【編集部コラム】 大型連休が終わり

大型連休が終わりました。皮肉なことに?おおよそ好天に恵まれましたね。野球関係者のフェイスブックには「バーベキューをやった」などと近況がよく上げられていましたが、私も大会取材のない連休を過ごしたのは初めてですね。

新型コロナウイルスの影響が深刻です。すでに発表されているインターハイ、全国中学校体育大会の中止は、ある程度予想はしていたものの衝撃的でした。

緊急事態宣言の延長に伴い、県立校の再開予定が見えてきました。ただ、それと同時に部活動は再開されるのか。再開されたとしても時間が縮小されたり、対外試合に制限がかかったりはしないのか。また何より、生徒の健康、安全は確保されるのか。誰もが正確は分からない未知の難問に、最善と思われる策を講じることしかできないように思います。

こんな時期に野球関係の方とお会いすると、「ナインズさんも大変でしょ!」とよく聞かれます。これだけ軒並み重要な大会がないと、さすがに編集も容易ではありません。読者の皆さんもシーズンに入り、生き生きとして大会の模様、選手の活躍ぶりを誌面で読めることを期待されていると思いますが、なかなかそれを提供できないのは、心苦しい限りです。

ただ車での移動中、河川敷のグラウンドなどで少人数の中学生、高校生らしき子たちが集まって野球をしている姿を見るにつけ、「思い切り野球をやらせてあげたいなあ」と思ってしまいます。

4月初旬、1、2試合程度ですが対外試合ができた高校もあったようです。その監督さんによると「ものすごく楽しそうにやっていた」そうです。本当に野球ができる喜び、ありがたみを感じられたことは大きなことです。

今月20日には夏の甲子園開催について、月末には長野大会について会議があります。難しい判断なのですぐに結論が出るか分かりません。状況が劇的に好転し、生徒たちが思い切り白球を追える日が1日も早く来ることを願うばかりです。

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