【BCリーグ】信濃、松本出身の中村がサヨナラ打で5割復帰

2024年04月14日 21時58分　
カテゴリ： ★無料記事 • カテゴリー • ゲームリポート • その他
タグ : pickup

ルートインBCリーグ

信濃―埼玉戦
（４月14日・セキスイハイム松本）

3点を追う信濃グランセローズは９回裏、同点としてなおも２死一、三塁から８番中村泰雅（松商学園高―松本大）が左越え打を放ち6－5でサヨナラ勝ちし、２勝2敗と星を五分に戻した。

↓　チームメートから手荒な祝福を受けるサヨナラ打の中村

埼玉　００１０００１１２　５
信濃　１０１０００００4x　６

信濃は９回表に２ランを浴びて3点のビハインド。その裏、埼玉はマウンドに元ヤクルト由規を送ったが先頭の1番馬場が投手強襲で出塁すると打線がつながり、途中出場の沢津橋の適時二塁打で5－5の同点とした。さらに２死一、三塁から中村が2ストライクと追い込まれながらも外より低めの半速球をすくい上げるとレフトの頭上を破り、サヨナラ勝ちを決めた。

↓　地元松本でサヨナラ打を放つ中村

松本市出身の中村は実家が球場からも近く、観戦に訪れた両親の前での快打に「地元だったので結果で恩返しできてよかった」と満面の笑顔。1年目の昨季は規定打席に達せず打率2割２分9厘。シーズン前まで打球がなかなか上がらずゴロで苦しんでいたが、ようやく打撃の状態が上がってきた。

地元ゲームで今季初めてサードでスタメン。4打席目までは３つの四球とエンドランの進塁打に「しっかりボールを見極められて、つなぐ役割ができた」と納得する。

昨季までの三遊間のレギュラーが退団しており、「定位置を狙っていきたい」と地元でのサヨナラ打をきっかけにしていく。

↓　ヒーローインタビューを受ける中村